26 前世
自宅の最寄り駅で降りた香織は美少女白人中学生にあった。間もなく地震がきます。このまま帰るとあなたは死にますと言われた。
26 前世
香織は自宅の最寄り駅で降り、自宅に向かって駅を出た。目の前に金髪碧眼の美少女がいた。白人の少女がいるのはさほど珍しいことでもないが目の前に現れるのは心臓に悪い。ヒアリングは少しは自信はあるが英語会話はからきっし自信がない。英語で話しかけられたらどうしよう。しかし美少女は、日本語で、
「間もなく、このあたりでは震度6弱の地震が起こります。あなたがこのまま自宅に向かうとブロック塀の下敷きになり死にます。私に従って自宅に向かいましょう。途中激しい揺れに遭いますが私と一緒にいれば死ぬことはありません。安心して私についてきて下さい。」
中学生ぐらいだろうか。あちらじゃジュニアハイスクールだろうか。新手の悪徳商法だろうか。金髪碧眼の美少女を使うのは宗教勧誘だろうか。このあたりにも教会はある。あるいは別の新興宗教だろうか。日本語で話しかけるのが怪しい。こんななりをして実は日本人だとかいうことは良くある話しだ。そのまま無視して離れようとしたら、腕を捕まれた。引き離そうとするが意外と力がある。叫ぼうと思うが外見からして自分に味方してくれる人がいるだろうかという疑問が湧く。香織は、
「あなた、何するの。警察に言うわよ。」
警察に言ったて18歳の大人が美少女中学生に腕を捕まれたぐらいで何もしてくれるわけじゃないぐらい知っている。美少女は、
「後5分だけ私に付き合って下さい。もしも5分経っても何も起こらなかったら私を殴ってください。私はあなたの味方です。」
香織は力を抜いた。美少女も力を抜いた。腕を掴む手は離さないけれど。香織は5分ぐらいいいかの思った。香織は暇になり、
「あなた何者? 」
と聞いた。美少女は、
「私はマリエール、信じないかも知れないけどあなたが転生してマリエールになったのよ。時空を操る不死の存在になった私は、前世の私に生きて欲しいと願ったのよ。私は香織よ。」
馬鹿馬鹿しいと思ったけど5分ぐらいなら付き合ってやるか。香織は、
「時空を操るというのは他次元転移でも使うの? 」
どうせ戯言だろうと思ったが付き合うことにした。
「他次元というか異次元というか迷うところですが、多数の次元をぬって時空を操ります。特定の時空に移動するなら4次元でかまないけれど自由に転移するなら高次元を使用します。ちなみに私には8次元を使用して転移して来ました。」
何か真面目に答えられてしまった。もうそろそろ時間だろうと思って、もういいでしょう、と声をかけようとしたら本当に揺れがきた。立ってられないほどだ。美少女は香織にしがみついた。レンガが落ちてきて香織に当たったが怪我もしなかった。この少女が守ってくれたのだろうか。
激しい揺れは収まった。美少女マリエールは、
「もう多分大丈夫でしょう。余震があるかも知れないので油断はできませんが。ゆっくり家に戻りましょう。」
この美少女マリエールは家までついて来るつもりらしい。もう抵抗する気にもならない香織は黙って彼女と並んで帰宅した。
新手の商法か何かかと思った香織は無視して帰ろうとしたら腕を掴まれてしまった。抗議すると5分だけ待って下さいと言われた。




