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         23 三度目

 三度目の通路の最後は悪魔だ。神聖魔法が効き難い。悪魔の攻撃は強烈だ。最後はマリエールの魔獣殲滅の魔法で消滅させた。

            23  三度目


 最下層から通路を渡るのも三度目になる。険しい道を辿り着いたものだと思う。後何度巡ることになるのだろうか。

 次に出会ったのはアンデッドの軍勢だ。悪魔達だ。悪魔達は手強い。神聖魔法が効き難い。それでも始めは神聖魔法だ。

「ホーリーライト」

「ターンアンデッド」

悪魔達に効きたどうか判らない。悪魔達は闇を放つ。

「ダークライト」

「ダークランス」

悪魔達の魔法はアレン達にダメージを与える。アレンは、

「マリエール、魔獣殲滅の魔法だ。」

マリエールは下がった。詠唱を唱える。

「天にまします我らが父よ。我が望みを叶えたまえ。我が望みは目の前の悪魔達を滅ぼすための魔法。火と水と土と風と光を付与した神聖魔法、魔獣殲滅の魔法を我に与えたまえ。ホーリーライト。」

悪魔達は消え去った。

 通路の終点の扉を開いてダンジョンに入った。転移陣を設置した。

 その頃マリエールのアンドロイドは、王妃とアレン王子のアンドロイド、東の国の王子と王女とお茶会をしていた。主な話題は、マリエールの7歳の誕生日パーティーにアレン王子は勿論、東の国の王子と王女も参加する件である。人質同然の彼らに許否権はない。しかし、東の国は我が国の属国ではない。独立した同盟国だ。王子は第一王妃の長男で第一王子だ。少し気の弱い優しい王子だが知能も身体能力も高い見識の優れた9歳だ。彼は、

「マリエール公爵令嬢の誕生パーティーに招待して頂けるのは光栄です。料理人もこの国に来ておりますので故郷のお菓子をお持ちしましょう。」

勿論彼は次期国王だ。次期国王がこの国に来ていることに意味がある。王女は第一王妃の娘だ。まだ我が国の言語に慣れずたどたどしい。7歳の美少女だ。

「私もお招き頂き嬉しいです。刺繍が得意ですから刺繍したハンカチをプレゼントします。」

マリエールと良く気が合う。いずれこの国に嫁いで来るはずだ。今東の国では年若い男性の貴族が多くの有能な貴族が我が国の辺境伯領で命を落とした。我が国に嫁いで来る貴族令嬢も多いだろう。東の国に婿入りする我が国の男性も多いだろう。

 そうして始まったマリエールの7歳の誕生パーティー。権勢を誇る公爵家、英雄の名を欲しいがままにするマリエール。先日アレン王子と報奨の大金を国王から賜った。マリエールはその大金を公爵にそのまま差し出した。公爵はマリエールのために使うと言って受け取った。パーティーの盛大さも招待者の顔ぶれも豪華だ。マリエールはアレン王子にエスコートされて入場した。パーティーの開催だ。パーティーの開催にあたってマリエールの挨拶だ。

「この数年、色々なことがありました。東の国と大きな戦争がありました。大きな魔獣とも戦いました。開拓や灌漑、貧困対策も行いました。幸い上手くいってます。これも皆様の協力のお陰です。特に隣にいるアレン王子には特大の感謝をしています。皆様、私の誕生日を祝って下さってありがとうございます。」

お祝いの言葉と歓声がこだました。

 マリエールの7歳の誕生パーティーは盛大だ。東の国の王子や王女も参加する。勿論アレン王子もだ。マリエールはみんなに感謝する。

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