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          17 判断

 アレンとマリエールは国王からお褒めの言葉があった。何か望みのものはあるかと言われ、東の国に過剰な賠償請求をしないようにお願いした。

            17  判断


 東の国は人口が多くない。1千万人にも届かない。50万人は男性の一割だ。大きな痛手だ。国王は幹部を集め協議した。

「相手国はこの機に乗じて我が国に攻め込むかも知れない。この難局を如何に乗り切るか協議したい。」

幹部の何人かは降伏しかないと思っていた。50万人も死滅させる爆裂魔法を王都放たれたらこの国は滅びる。幹部の一人が、

「恐れながら陛下に申し上げます。あのような爆裂魔法がこの王都に放たれたらこの国は滅びます。なんとか外交の道を開いて国の滅亡を避ける手段を探らなければなりません。」

国王は外務大臣を見た。外務大臣は、

「こちら側が大きな譲歩しなければなりません。今回の原因になったあの国の第ニ王妃、アベル王子、伯爵の首は差し出すべきだと考えます。それだけでは納得しないでしょう。関わった高官の首も必要でしょう。我が国が相手国に逆らわい証拠の人質も必要です。賠償金も必要です。何しろ相手は何時でも我が国を滅ぼせるのですから。」

国王は嫌な顔をした。

「判っておる。我が国は虎の尾を踏んだのだな。その方向であの国と交渉してくれ。あの国は我が国を何時でも滅ぼせるだな。」

外務大臣は国王に平伏した。

 アレンとマリエールは国王と会談していた。国王は、

「アレン、マリエールこの度の働き見事であった。追って報奨を下すであろう。望みの物があれば申すが良い。」

アレンとマリエールは顔を見合わせた。マリエールは、

「望みの物ではありませんが、東の国は働き盛りの男性を多く亡くして大変だと思います。東の国の国民が生活に困るような賠償金は要求しないで欲しいと思います。」

アレンも頷いた。国王は、

「幹部の者の中にはこの際一気に東の国の王都も爆裂魔法を落として滅亡した方がいいと申す者も居たがその方らは反対なのだろうな。」

アレンは答えた。

「我が国に仇なす者なら身命にかけて撃ち滅ぼすと我々2人は誓いました。東の国の軍事施設、王宮を撃ち払えというご命令ならば従います。しかし民のいる王都を殲滅せよというご命令ならば反逆罪に問われましょうともお受けできません。」

国王は納得したようだ。

「その方らの考えは判った。幹部会議で戦争終決への話し合いをするならば第ニ王妃らや関わった人物の身柄引き渡し、国王の交代、人質の引き渡し、賠償金などを請求に決まったが賠償金額については考えた方がいいな。その方ら何かあるか。」

これについては特にないと答えた。

 その後外交交渉が始まった。細かいところは幾つかあるが基本的には概ね合意した。しかし交渉が破綻した。第ニ王妃とアベル王子と伯爵が逃走したのだ。

 アレンとマリエールは再びダンジョンに戻った。11階層からの再開だ。11階層からはアンデッドの階層だ。20層は悪魔の階層だ。アレンはマリエールに、

「詠唱を試そう。その間俺が凌ぐ。」

マリエールは、「判ったわ。」と言って詠唱を始めた。

「天にまします我らが父よ。願わくば我が望みを叶えたまえ。我らが前にいる悪魔達を火と水と風と光の魔法を付与した神聖魔法で葬りたまえ。ホーリーライト。」

悪魔は消え去った。魔獣殲滅の魔法は悪魔にも有効だった。

 20層は悪魔の階層だった。アレンはマリエールに詠唱するように指示する。マリエールは詠唱した魔法を放つ。悪魔は殲滅された。

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