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日常への帰還
地裏ムカサと呪香ミツコは、同じウィザードによって救出された。救出に来たのは犬神ヤシャと四緑カオリだったが、ムカサは決して、犬神によって救出されたと認めるつもりはなかった。その代わり、四緑カオリには逆らうことができないだろうと覚悟した。
二人は救出された。だが、以前に行方がつかめなくなった三人のウィザードは、いまだに手がかりがつかめなかった。
身体的に強くない呪香ミツコは、天井の崩落によりあっさりと気絶していたが、唯一屋敷の中で囚われた三人らしき姿を見ていた。
救出が急がれるが、ムカサとミツコの消耗が激しく、四人は家を離れた。カオリが経営する喫茶『五芒の月』にもどり、人狼であることを利用され、ムカサを殺そうとしたのだとカオリに指摘された犬神が大いに落ち込んだ後、四人は解散した。
午後の授業時間は終了しており、部活動をしていないムカサとミツコは自宅に戻り、犬神は教師としての仕事に、カオリは夕方の営業のために忙しく働いた。
夜になるとムカサはいつものように魔王に祈りをささげ、自らの肉体に鞭を打った。




