↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マリー伯爵令嬢の秘密、古代クレッセント王国の滅亡を阻止せよ ~ ロイマーナ王国編 ~  作者: @000ーooo


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/40

7.マリー襲われる

 アントニオとの会食後はマリーはまたいつもの生活に戻った。クエストを受注してお金がある間は宿に籠る。お金が無くなると、またギルドにやって来る。とにかく不定期で、決まった行動をしない。これはマリーがわざとこんな生活をしているのである。


 いつも決まったことを決まった通りにしていると、もし追手が来た時に見つかる可能性が高い。それに人目に付かないようするにはこの方がいいと判断したからである。


 しかし、最近マリーは何故か付けられているような気がした。町に出ると、絶えず視線を感じる。そして、ギルドで魔獣退治のクエストを受注して森に来た時、そこにガラの悪い男たちがいるのに出くわした。


 マリーは男たちを見ると、すぐに元来た道を戻り始めた。しかし、そこにも数人の男たちがいた。そして、ニタニタ笑いながらマリーを見ている。


 観念したマリーはこの男たちが遊牧民が放った刺客なのか確認することにした。

「あなた達は誰、誰に雇われたの。私をどうするつもり」


 すると、道を塞いだ男が

「それを言う義理はないぜ。なんせお前さんはもうじき死ぬのだから」

「そうなの、私を殺す気なの。なら手加減は不要ね。殺す気で来たということは殺される覚悟もあるのでしょう」


 そう言って、マリーは呪文を唱えた。マリーは聖魔法の使い手である。しかし、聖魔法以外も使える。しかし手の内をばらすと、もしここで勝っても次が危なくなる。ここは手の内をばらすことなく戦うことにした。


 マリーが取った方法は剣に毒をまとわせこれで相手に傷をつけることによって倒すことである。毒はすぐに作れる。薬も多く与えれば毒である。


 瞬時に多量の毒を生成し、それを剣にまとわせた。これで準備は整った。後は相手が油断している間に一番強そうな男から倒すことにした。詠唱はこれをごまかすカモフラージュである。


 マリーがこれだけの男たちにひるむことなく詠唱を始めたことからリーダーらしき男が

「気を付けろ。こいつは魔法士だ。詠唱が終わる前に倒せ」

そう言うと部下たちが一斉に切りかかって来た。しかし、マリーはすんでのところで男たちの剣を避けた。


 その後もマリーは男たちの剣を避けながら、リーダーらしき男の方へ近づいた。

「ええい、ちょこまかと、身軽な女だ。お前たちよく見ておけ、俺が引導を渡してやる」

そう言って、リーダーらしき男がマリーに切りかかってきた。上から降り下りてくる剣をマリーは剣で受け止めた。そして剣を斜めにして滑らすと、剣を抜くときに相手の男の胴にマリーの剣をかすらせた。


 すると男は、

「ふー、危ない。俺にかすり傷をつけるとは、あんた中々やるじゃないか。魔法士だと思っていたが、剣も使えるみたいだな」

そう言って、男はその場に倒れた。毒が回ったみたいである。しかし、これを見ていた男たちは目にも止まらぬ速さでマリーが剣を振るい、リーダーの男を倒したと錯覚した。そして、一斉に男たちは逃げ出した。


 マリーの実力を知られるわけにはいかないので、本当は逃げ出した男たちを全員始末したかったが、点でバラバラに逃げたので追うのを諦めた。


 そして、倒れた男の懐を探して何か持っていないか確認したが、身分を証明するような物は何も持っていなかった。これではマリーが誰に襲われたのか分からない。


 マリーが襲われたことを報告しても、たぶん誰も親身になってくれない。たぶんこの時代だと、女が1人でいれば狙わるのは日常茶飯事だろう。それに若し刺客が遊牧民がらみだったら反ってマリーが危なくなる。それでマリーはこのことを誰にも言わないことにした。


 しかし、死体をそのままにしておくわけにもいかないので、マリーは地面に魔法で穴を掘って、死体を入れて火魔法で焼いて、また魔法で土をかけた。そして、また魔獣討伐に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。