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マリー伯爵令嬢の秘密、古代クレッセント王国の滅亡を阻止せよ ~ ロイマーナ王国編 ~  作者: @000ーooo


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19.第1王子妃の状態とポーションの製作2

 マリーは周りを気にせず作業に取り掛かった。先ずマジックバッグから、大きな鍋を出すと、そこに魔法で水を出した。そしてこれも魔法でその水を加熱した。


 そしてマジックバッグから薬草を出すと、それをマジックバッグから出した板の上で刻んで細切れにした。そしてそれを鉢の中ですり潰した。


 それらのすり潰した薬草を鍋に入れ魔力を込めながら混ぜていく、そしてさらに魔力を込める。そしてかき回す。これで、体力回復用ポーションは出来上がり。


 次は魔力上げのポーションであるがこれが難しい。これには薬草だけでなく魔石を使う。魔石はさすがにすり鉢ではすり潰せないので、大きな石臼を出した。そしてこれで魔石をすり潰した。


 再度マジックバッグから鍋を出して、それに水を出して、加熱した。その後材料を加えて魔力を込めながらかき回した。そうしてやっと魔力上げのポーションを作ったが、これの効果は弱い。たぶん気休め程度である。効果を上げることもできるがそうするとリスクが伴う。ここは安全を取った。後は王子妃の気力次第である。


 一連の作業が終わると、マジックバッグから出した瓶に入れていった。すると、体力回復用ポーションが100本、魔力上げのポーションが100本できた。


 鍋は後で洗うことにして、そのままマジックバッグに収納した。そして、第1王子を見て

「これが体力回復用ポーションで、こちらが魔力上げのポーションです。間違うといけないので、体力回復用ポーションは赤い瓶に入れました。また、魔力上げのポーションは青い瓶に入れました。どちらも100本作りました。


 体力回復用ポーションは体調が悪い時に飲んでください。でも1日2本以上は飲まないでください。また、こちらの魔力上げのポーションは1日1本ずつ飲むようにしてください。


 まずこれらのポーションの効果について説明します。体力回復用ポーションは体がつらい時に体が元気になる成分が入っています。ただ、効果は限定的です。少しつらさが和らぐ。それくらいの効果です。このポーションは誰が飲んでも構いません。お酒を飲み過ぎた時に第1王子様が飲んでも問題ありません。


 つぎに、魔力上げのポーションは王子妃専用に作りました。王子妃の魔力のレベル上げ用です。王子妃の魔力が少しでも多くなるように魔石をすり潰して入れました。この魔石は弱い魔物の魔石です。この魔石の魔力が体内にあることで王子妃の魔力が少し上昇すると思います。しかし、これの効果は限定的です。少し魔力が上がる。その程度です。私としてはこれくらいのポーションしか作れません。後は気力で頑張ってもらうしかないと思います。


 ポーションが無くなったら、ここに居る薬師の人たちに作ってもらってください。今のポーションのレピシはここに書いておきます。


 すると、周りで見ていた薬師が、そのレピシを見て体力回復用ポーションを作ってみたいと言い出した。それで再度鍋と薬草を出した。また違う薬師が魔力上げのポーションを作ってみたいというので、これも鍋と石臼と材料を出した。


 そうやって作り始めたのだが、しばらくして体力回復用ポーションを作っていた薬師が

「もう駄目、魔力が持たない」

そう言って、へばってしまった。出来たポーションは10本だった。


 これにはマリーは呆れてしまった。王宮の薬師がこんなに魔力が少ないとは思わなかったのである。


 そしてしばらくして、魔力上げのポーションを作っていた薬師も作業を投げ出した。こちらもできたのは10本だった。


 すると第1王子が、

「とりあえず100本ずつある。少なくなってきたらここに居る薬師で作ってくれ」

と言い出した。


 すると主治医が

「そんな初めてのポーションを王子妃に飲ませても大丈夫なのですか」

「それなら、メイドに毒見をさせる。そして問題がないと判断された時点で妻に飲ませる。それでいいか」


 なんか自分が疑われているようで頭に来たマリーはその場で自分が作ったポーションを1本ずつ飲みほした。そして、

「これで、疑いは晴れましたか。これは毒ではありませんよ」


 すると、主治医が

「すいませんその様なつもりで言ったわけではありません」

と謝ってきた。


 そこで、苦しんでいる妻を早く楽にさせたいと第1王子は元の王子妃の部屋に戻った。そして、2種類のポーションを飲ませてみた。すると

「少し楽になったような気がする」

と言ってくれた。


 気持の問題かもしれないが、少し効果はあるようである。少しでも王子妃の体調がよくなればと思うマリーであった。

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