4話 自業自得
「君には淑女としての慎みがないのか?」
私が軽い気持ちでした発言はマリウス様の琴線に触れてしまったみたいです…。
「いえ、あのですね、どうせ何も起きないんだから一緒に寝ても問題ないかな〜なんて…」
決まり悪く指をもじもじさせながら言い訳をするも、マリウス様の説教は続く
「何も起きないとしても女性がしていい発言じゃない。勘違いする男が居たらどうする。」
「え、でもマリウス様は大丈夫ですよね?契約もありますし」
「そういう事を言ってるんじゃないんだ。万が一というものがあるだろう?」
「ハハハッまさか、こんな私なんて誰も相手にしないですよ〜」
あまりにもマリウス様が私の身を心案じてくれるので照れ臭さもありヘラヘラと笑い飛ばしてしまった。
ピキッ
「ほぉ、君は男ってものをよく知らないみたいだな」
そんな私の態度にマリウス様は怒ってしまったみたいだ。
「すすす、すいませ」グイッ
ドサッ
ベッドに放り投げられ
ギシッ
マリウス様が馬乗りになった。
「あ、あのーマリウス様?何もしませんよね…?あ!上着!マリウス様の上着が落ちてしまいました!恥ずかしいからとってほしいな〜なんて」
先程の衝撃で脱げてしまった上着を理由にこの場を脱出しようと提案するも
「…」
聞き入れる様子がありません(泣)
スーッ
マリウス様の細長い指がゆっくりと私の頬をなぞり
「ロベルタ」
「はい…んむっ!?」
名前を呼ばれたと思ったら口付けられた。
マリウス様の舌に口をこじ開けられ角度を変えながら何度も激しく口付けられる
「んっ、んんんー!」ドンッ
「ぷはっ!何するんですか!契約を破る気ですか!?」
未知なる快感に流されそうになるも根性で跳ね除けた。
「契約?口付けをしないとは書いてないが」
シレッというマリウス様に私は怒りながら反論する。
「恋愛感情を持たないって書いてたじゃないですか!」
「恋愛感情なんてない」
「え?」
「さっき君は言ったな?相手にされるはずがないと。」
「だから教えてやったんだ」
ツツツーッ
ゆっくりと下に降りてきたマリウスの指先がロベルタの胸元のリボンを解いた。
「きゃっ…」
ぱらり、とすぐにはだけてロベルタの白く美しい胸の谷間が露になる。
「男は好意がなくてもこういう事ができるし」
「女性は抵抗できない」
チクッ「痛っ」
吸い付き赤い華を咲かせたマリウス
怒りと恥ずかしさとで俯くロベルタの顔をあげさせ目を合わせると
「それに君はとても素敵な女性だ」
そう最後に囁いた。
「これに懲りたら二度と軽々しく一緒に寝るなんていうなよ」
マリウス様はそういうとスタスタとソファに向かって行ってしまった。
「〜〜っ///」
「忠告どうも!!!」
赤くなった顔を布団で隠したロベルタはそう言い、事の発端となった自分の発言を思い出し後悔するのであった。
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