みんなで描く
榊屋へ戻った翌日、俺は工房の隅に大きな紙を広げた。
一枚では足りなかった。
「無理や言うたでしょう」
横で宗次郎が言う。
「まだ描いてへんやろ」
「昨日までの紙、何枚あると思ってるんです?」
「今日は一枚にまとめる」
「無理でしょうね」
「始める前から諦めんな」
「兄上が一枚で済ませることを諦めてください」
腹立つ。
結局、紙を三枚並べた。一枚目には土地全体を描き、川と道、水車を置く辺り、それから家と工房、火薬を置く場所まで入れる。二枚目には工房の中を描くことにして、三枚目は何も描かずに空けておいた。
「これ何に使うん?」
喜兵衛が三枚目を指した。
「知らん」
「何で出したん」
「どうせ要るやろ」
宗次郎が黙って頷いた。
腹立つ。
*
「で、何や」
親父が来た。
その後ろから弥吉、五平、佐吉、甚助までぞろぞろ入ってくる。藤吉もついて来ようとしたが、佐吉に「お前は先にあれ終わらせろ」と仕事へ戻され、不満そうな顔だけをこちらへ向けていた。
「新しい工房の配置、決めたい」
「決めたんちゃうんか」
「水車の場所変わった」
「ほな変えたらええやん」
「それやったら、また俺一人で決めることになるやろ」
親父が紙を見る。
「お前が決めたらあかんの?」
「俺だけやと抜ける」
「今さらやな」
「親父に言われたない」
弥吉が笑った。
「で、俺ら何したらええ?」
「普段仕事しとる時に、これが遠かったら嫌やとか、ここ狭かったら困るとか、そういうの言うて」
「好きに言うてええん?」
「言うてええ」
「後で怒らへん?」
「怒らん」
「ほんま?」
「たぶん」
「もう怪しいやん」
宗次郎が筆を持った。
「今の書かんでええからな」
「何をです?」
「何でもない」
*
最初に決めたのは、建物の形ではなかった。
「材料どこから入れる?」
俺が聞くと、五平がすぐ道側を指した。
「そらこっちやろ。荷車入ってくるんやから」
「今みたいに工房の前まで?」
「できるならな。鉄運ぶん重いぞ」
宗次郎も紙を覗き込みながら頷いた。
「材料置場は入口に近い方がいいです。ただ、全部入口へ置くと邪魔になります」
「鉄と炭分ける?」
「分けたいです。あと、入ったものと使いかけも一緒にしたくないです」
俺は紙へ材料置場を描いた。道から荷車が入り、そのまま荷を下ろせる場所を取る。
「そこやと遠い」
弥吉が言った。
「何から?」
「火床」
「これくらいやで」
「毎日何回歩くと思っとる」
紙の上では指一本ほどの距離しかない。前の時代なら数歩くらいと思ってしまうところだが、その数歩を一日に何十回と繰り返し、しかも鉄を抱えて歩くなら話は違う。
「じゃあ材料置場をこっちへ寄せる」
「全部?」
宗次郎が聞く。
「……使う分だけ?」
「それならいいです」
元の材料置場は、入ってきた鉄や炭をまとめて保管する場所として残す。そこから、その日に使う分や加工へ回す分だけを仕事場の近くへ持ってくることにした。
「今の榊屋でも似たことしとるな」
五平が言った。
「せやな」
新しい仕組みを考えているつもりでも、現場では必要に応じて似たことをすでにやっている。違うのは、空いているところへ何となく置くのではなく、最初から置く場所として決めておくことだった。
「兄上」
宗次郎が材料置場と加工場所の間を指した。
「ここへ持ってきた分、誰が使ってるか分からなくなったら困ります」
「札いるな」
「あと、終わってないものを戻す場所も」
「仕掛かっとるやつか」
「今は空いてるところに置くことがありますから」
それも場所を取ることにした。材料がどこにあるかだけでなく、仕事の途中にあるものがどこにあるかも、工房が大きくなれば今まで以上に重要になる。
線を一本引くたび、置き場所が一つ増えていった。
*
「火床ここ?」
甚助が紙を指した。
「そのつもり」
「木の仕事どこでするん」
「こっち」
「嫌や」
「何で?」
「煤飛んでくる」
「そんな飛ぶ?」
「飛ぶ」
「今も近いやん」
「今が嫌や言うとる」
知らなかった。
「甚助さん、今まで言わんかったやん」
「聞かれてへん」
また出た。
木を削る場所は、火床から少し離すことになった。
「俺もそっちがええ」
弥吉が言う。
「弥吉は金具やろ」
「仕上げの時、火床の横うるさい。細かいとこ見とる時に横で叩かれたら嫌やで」
「お前まで今言うん?」
「好きに言え言うたやん」
言った。
「それに最後の合わせする場所、もうちょい明るい方がええ」
「明るい?」
「見えへんかったら合わせられへんやろ」
弥吉が当然のように言う。
今の工房では空いている場所や、その時に明るい場所へ動いて仕事をすることもある。だが人が増え、仕事を分けるなら、最後の合わせをする場所そのものを考えておいた方がいい。
「窓いるな」
「窓は要るけど、風入りすぎんのも嫌やぞ」
「注文多いな!」
「好きに言え言うたやん」
二回目だった。
まだ始めて半刻も経っていないのに、最初に描いた配置から火床が動き、材料が動き、木工が動き、仕上げの場所まで増えた。
親父は横で腕を組みながら見ている。
「親父も何か言えや」
「まだええ」
「何で?」
「どうせ変わるやろ」
正しいのが腹立つ。
*
佐吉はしばらく紙を見ていた。
「俺、当て金置くところ欲しいです」
「専用で?」
「はい。今、増えたら壁とか棚とか空いとるとこ置いとるんで」
それは前から考えていた。新しい工房では治具や当て金をまとめて置く場所を作るつもりだった。
「ここらへん?」
加工場所の近くを指す。
「近い方がええです。でも全部一緒やと探すと思います」
「仕事ごとに分ける?」
「その方が」
宗次郎が口を挟んだ。
「誰が戻します?」
全員が黙った。
「……使った人?」
俺が言う。
「今もそういう決まりのもの、戻ってないことあります」
「誰や」
佐吉が藤吉のいる方を見た。
藤吉は遠くで仕事をしている。
「今あいつおらんからな」
弥吉が笑う。
「聞こえとるぞ!」
遠くから声が返ってきた。
「聞こえとるやん」
「仕事せえ!」
佐吉に怒鳴られ、今度こそ静かになった。
置き場所を作るだけでは駄目だった。誰が使い、どこへ戻すのかまで決めなければ、棚だけ立派になって中身が行方不明になる。
「棚の使い方は後で決めよ。とりあえず場所は取っとく」
「はい」
「それと」
佐吉が続ける。
「教える時に使える場所も、ちょっと欲しいです」
「教える?」
「藤吉とかに見せる時です。今やと自分の仕事しながら横で見せるんで、物増えたら邪魔になる時あります」
前に宗次郎が作った「教える仕事」という分類を思い出した。人を増やすなら、作業する場所だけでなく、人へ仕事を渡す場所も要る。
「専用の部屋まではいらんよな」
「いらんです。ちょっと台使えるくらいで」
「ほな当て金の近くに広めの台、一つ取っとく?」
「それなら使えると思います」
宗次郎が三枚目の紙に何か書いた。
「何書いた?」
「新しい工房で決めること」
「三枚目もう使ったん?」
「要ると思って出したんでしょう?」
「……はい」
*
昼前になると、お袋が来た。お小夜を抱いている。
「まだやっとるん?」
「まだ始まったとこ」
「朝からやろ」
「工房って難しいねん」
「知らんがな」
その後ろにはお澪もいた。昨日のうちに善右衛門屋へ頼んで、昼前から少しだけ来てもらっている。
「お邪魔します」
「助かる」
「私、工房のこと分かりませんよ」
「それでええ」
「それでいいんですか?」
「工房のこと分かる人しかおらんかったら、また同じとこ抜けるから」
お澪は少し考えてから、紙の前へ座った。
「家は?」
お袋が聞いた。
「これから」
「まだ?」
「工房が決まらん」
「先に家決めたらええやん」
「それやったら工房入らんかもしれん」
「工房先に決めたら家入らんかもしれんやろ」
「……せやな」
前にも似たことを考えたはずなのに、気を抜くとすぐ工房から考えてしまう。
「じゃあ家の場所も一緒に見る」
「最初からそうし」
お袋は強い。
*
土地全体を描いた紙へ戻る。
道側に材料の入口があり、川側には水車と、水車に近い砥石と穴あけがある。工房は増水を考えて少し高い場所へ上げたので、家はその隣に置くつもりだった。
「近い」
お袋が言った。
「何が?」
「工房」
「前より離れとるで」
「今の家と工房が近すぎるんや」
「ああ」
仕事場から職人がそのまま家側へ来る。客も来るし、汚れた足で俺も入る。前に家の仕事を見せてもらった時、全部言われたことだった。
「入口分けるんやったな」
「分けるだけやなくて、道も分けて」
「道?」
「工房来る人が家の前通らんようにして」
俺は紙を見る。道から入ってくるところを途中で二つに分け、片方は工房と材料置場へ、もう片方は家へ向かわせる。
「こんな感じ?」
「それならええ」
「荷車はこっち」
宗次郎が工房側へ線を引く。
「洗濯物干すところは?」
お袋が言った。
「家の裏?」
「そこ工房から見えへん?」
「……見えるな」
「煤飛んでこん?」
甚助が笑った。
「飛ぶで」
「お前が言うと説得力あるな」
干す場所と、薪や日々使う物を置く場所も家側に取った。台所は水を運び込む道から遠くしすぎず、それでも家の真ん中を人が何度も横切らなくて済む場所へ寄せる。
工房の配置を考えていた時とは違う線が、紙の反対側にも増えていった。
*
「客は?」
お澪が聞いた。
「工房?」
「鉄砲の話をする人ならそうでしょうけど、研ぎ物を持ってくる人もいますよね」
「あ」
「材料を運ぶ荷車と同じところから入るんですか?」
紙を見る。
今までの榊屋では、仕事を持ってくる人も、材料も、職人も、だいたい同じところを通っていた。
「分けた方がええ?」
「私に聞かれても」
「お澪が言うたんやん」
「一緒でいいのかなと思っただけです」
こういうところで答えまで出さないのがお澪だった。
「善右衛門屋では?」
「荷を入れるところと、人が話をするところは別です。紙屋もそうです」
「商人やから?」
「荷物の横で話したいですか?」
「嫌やな」
「じゃあ分けた方がいいんじゃないですか」
強い。
「ここ」
お澪が紙の工房入口近くを指した。
「何?」
「来た人、誰に声掛けるんです?」
また止まった。
「近くにおる人?」
「誰もいなかったら?」
「中入る」
「どこまで?」
「……誰か見つけるまで?」
「それでいいならいいですけど」
よくない。
知らない人が工房の奥まで入ってくることになる。今までの規模なら誰かがすぐ気づいたが、人も建物も増えればそうはいかない。
「人が来た時に、まずここで話す場所いるな」
「それなら分かります」
お澪が頷いた。
「研ぎ物持ってきた人も、そこで預かれる?」
「できると思います。返す日を決めたり、名前を書いた札を付けたりするなら、その近くに置く場所もあった方がいいです」
「返す物と、入ってきた物は分けたいです」
宗次郎まで加わった。
「何で?」
「今でも札が外れた時に確認するでしょう。数が増えたらもっと分からなくなります」
「じゃあ預かった物、仕事に回す物、終わった物で分ける?」
「その方がいいです」
宗次郎の筆が猛烈に動いている。
「増えたな」
「増えましたね」
お澪は他人事みたいに言った。
*
昼を過ぎる頃には、最初の紙は線だらけになっていた。
材料の入口と材料置場があり、そこから仕事へ出す分を置く場所がある。火床、木工、仕上げ、治具と当て金、水車側の砥石と穴あけも入った。人が来た時に最初に話す場所、研ぎ物を預かる場所、終わった物を返す場所まで増え、家へ向かう道と工房へ向かう道も分かれている。
そして水車の横には、今は何も置かない場所が残っていた。将来、別の道具を試したくなった時のための空きである。
「火薬忘れてます」
宗次郎が言った。
「忘れてへん!」
「描いてません」
「離すから最後にしようと思っとった」
「どこへ?」
「……ここ?」
土地の端を指す。
親父が初めて口を出した。
「近い」
「何に?」
「炭」
「あ」
動かす。
「そこやと道から遠い」
五平が言った。
また動かす。
「そこ、家から見える」
お袋が言った。
「見えたらあかん?」
「吉松がおる」
もっと動かした。
「土地から出るぞ」
弥吉が笑った。
「笑うな!」
火薬一つ置くだけで難しい。
「道から運べて、火から離れて、家からも離す」
宗次郎が条件を読み上げる。
「あと工房から遠すぎても困る」
親父が付け足した。
「使う時どうすんねん」
「親父、今になって参加し始めたな」
「今やっと言うこと出てきたんや」
親父は火薬置場を少し離した場所へ指で動かした。
「ここらやったらどうや」
「道作れる?」
五平が紙を見る。
「荷車まで入れんでも、人が運べる道あったらええやろ」
「家からは離れとるな」
お袋も頷いた。
ようやく火薬置場の候補が一つ残った。
*
「虎松」
親父が言った。
「何?」
「さっきからお前、全部紙の上で動かしとるけど」
「うん」
「実際歩いたんか」
俺は止まった。
「昨日、土地では歩いた」
「今描いたやつや」
「……まだ」
「ほな、決めるん早いやろ」
親父は紙の上にある火床から仕上げの場所まで指を動かした。
「ここからここ、紙やったらこんだけや。でも一日何回行くんや」
「それは聞かな分からんな」
「材料もや。鉄持って歩くんと、手ぶらで歩くんはちゃうやろ」
それだけではなかった。
「仕上がった鉄砲、どこ置くんや」
「あ」
「また材料んとこ戻すんか?」
「戻さん方がええな」
「検める前と、検めた後も一緒にすんなよ」
親父が言う。
完成したと思っても、最後に親父や弥吉が見て手直しになることはある。加工途中の物だけでなく、出来上がった後にも状態が違うものがある。
「検め待ちと、終わったやつ分ける?」
「その方がええやろ」
「出荷するやつは?」
宗次郎がすぐ食いついた。
「終わったやつの中でも、善右衛門屋に渡すまで置いとく場所が要ります」
「また増えた」
「増えました」
紙の上へ、最後の検めを待つ場所と、納めるまで完成品を置く場所が加わった。
材料が入ってから品物が出ていくまでを追えば、途中に必要な場所はいくらでも見つかる。今までは狭い工房の中で、人が覚え、人が避け、人がその都度置き直すことで何とかしていたのだろう。
「今度、土地でやる?」
俺は五平を見る。
「縄張って?」
「うん。今描いた通りに縄張って、実際歩いてみる。材料持って、仕事するつもりで」
「ええんちゃう」
弥吉が笑った。
「藤吉に鉄持たせよ」
「何で藤吉なん」
「若いから」
「聞こえとるぞ!」
遠くから藤吉の声がした。
やっぱり聞いていたらしい。
*
それでも、今日決まったことは多かった。
水車側には砥石と穴あけを置く。材料は道側から入れ、まとめて置く場所と、仕事へ出した分を置く場所を分ける。加工途中の物、最後の検めを待つ物、納めるまで置く完成品も混ぜない。
木工と仕上げは火床から少し離し、治具や当て金には専用の置き場所を作る。人へ仕事を教える時に使える台も確保する。
家と工房への道は途中で分ける。客や研ぎ物を持ってきた人が工房の奥まで入らなくても済む場所を作り、預かった物と返す物もそこで分ける。家側には炊事や洗濯、物干しの動きまで考えて場所を取る。
火薬は工房と家の両方から離し、それでも仕事で使えないほど遠くならない場所を改めて現地で確かめる。
そして何より、紙だけで距離を決めない。次は現地へ行き、今日描いた配置を縄で地面へ移して、実際に歩く。
「これ、もう工房の絵ちゃうな」
喜兵衛が言った。
「何が?」
「家も道も水車もある」
俺は土地全体を描いた紙を見る。
「榊屋の絵やな」
親父が言った。
その言葉に、手が止まった。
俺はずっと工房を描いているつもりだった。けれど紙の上にあるのは仕事場だけではない。家族が暮らす場所があり、職人が働く場所があり、材料が入って品物が出ていく。客が訪れ、水が流れ、危ないものは人から離して置かれる。
前に親父が言っていた。
榊屋は建物の名前ではない。親父とお袋がいて、俺たち兄弟がいて、職人たちがいて、そこで仕事をしている。それが榊屋なのだと。
なら、新しい榊屋を作るというのは、新しい工房を一棟建てるだけの話ではないのだろう。
「兄上」
宗次郎に呼ばれて顔を上げた。
「何?」
「三枚目、いっぱいになりました」
見ると、「後で決めること」を書いていた紙は、ほとんど余白がなくなっていた。
「……四枚目いる?」
「ありますよ」
「何で用意しとるん」
「兄上なので」
「それどういう意味やねん」
*
夕方になり、みんなが仕事へ戻った後も、俺と宗次郎は紙を片づけずに残していた。
今日引いた線をそのまま清書するつもりはない。次は土地へ行って縄で場所を取り、実際に人が歩く。鉄や木を運び、材料置場から火床へ、加工場所から仕上げへ、最後の検めから完成品置場まで動いてみる。その結果を持ち帰ってから、初めて建物の形へ落とす。
「兄上」
「何?」
「百挺の話、覚えてます?」
「忘れるか」
「今日、一回も出ませんでした」
言われてみればそうだった。
月に百挺。あの数字から始まったはずなのに、今日は誰も「百」という数を口にしていない。
「でも、これ全部百挺のためやろ」
「そうですね」
「人増やしても、材料増やしても、仕事増やしても詰まらんようにする。そのために描いとる」
宗次郎が紙を見る。
「なら、次に歩く時は、人が増えた時のことも見ないと駄目ですね」
「どういうこと?」
「今の人数で歩きやすくても、人が倍になったら狭いかもしれません。材料も増えます」
「……せやな」
「あと、教える人と教わる人が一緒におったら二人分です」
「うん」
「荷車来てる時に人通れるかも見たいです」
「うん」
「完成した鉄砲増えた時に置けるかも」
「……また増えたな」
「書きます?」
俺は四枚目の紙を見る。
少し前なら、また仕事が増えたと思ったかもしれない。
けれど、今は違った。作ってから困るより、紙の上と縄の中で困った方が安い。まして、困るところを見つけるのが俺一人である必要もない。
「書いといて」
もう止めなかった。
宗次郎が四枚目の紙を広げ、俺はその横へ今日決まった配置を書き写し始めた。
次に土地へ持っていくための、まだ建物ではない榊屋の図だった。




