百挺の理由
「百挺出来る理由からや」
若い鍛冶にそう言われ、俺は少し考えた。
「一人で作らんからです」
「そらそうやろ。百挺一人で作る奴がおったら化け物や」
「そうやなくて、一挺も一人では作らんのです」
若い鍛冶が眉を寄せた。
「そんなん、こっちも同じやろ」
「そうですね」
「ほな何が違うんや」
「仕事の分け方が、たぶん違います」
国友でも、一挺の鉄砲を一人の職人が最初から最後まで作っているわけではない。鍛冶師が銃身を作り、台師が台木を作り、金具師が金具を作る。それぞれ別の仕事をする者がいて、その仕事が最後に一挺へ集まる。
榊屋も、そこは同じだった。
俺たちが分業というものを思いついたわけではない。鉄砲に限らず、何かを作る時に仕事を分ける考え方なんて、この時代にもいくらでもある。
違うのは、どこで仕事を切るかだった。
「うちは、銃身作る中でも分けます」
「銃身の中?」
「はい。全部任せる人もおりますけど、同じ仕事ばっかりする人もおる。穴開けなら穴開け、削るなら削る、仕上げなら仕上げって」
「そこまで分けるんか」
「分けた方が早いところは」
若い鍛冶だけでなく、近くにいた職人までこちらを見た。
「それで鉄砲作った言えるんか?」
「言えますよ。出来上がるんで」
「そういう意味ちゃう」
「分かってます」
たぶん、この人が聞きたいのはそういうことではない。一挺を最初から最後まで作れない人間が、一工程だけを担当している。それを職人と呼ぶのか、鉄砲鍛冶と呼ぶのか。もっと言えば、そんな人間ばかり増えて、本当に鉄砲を作れる集団だと言えるのか。
そういう話だろう。
俺は一度答えを飲み込んだ。
「そこは、後で話します」
「何で後や」
「順番に説明した方が分かりやすいんで」
「面倒臭いな」
「よく言われます」
横で善次郎が笑った。
◇
「別々に作っとって、合うんか?」
別の職人が聞いた。
「合うようにしてます」
「どうやって」
「寸法を決めてます」
「寸法?」
「ここの長さはこれぐらい、ここの幅はこれぐらいって、先に決めとくんです」
俺は近くにあった鉄砲を借り、いくつかの場所を指した。
「全部を一緒には出来ません。でも、毎回合わせんでもええところは、最初からなるべく同じところを狙って作ります」
「お前が言うてた榊家寸いうやつか」
「それです」
以前なら、俺はもっと自信満々に説明していたかもしれない。同じ寸法にすれば合う。揃えれば揃えるほど作りやすい。そう思っていた時期もあった。
今は少し違う。
「でも、全部は揃えません」
「何でや」
若い鍛冶が聞いた。
「揃える意味ないところまで細かく揃えたら、そっちに手間掛かるでしょう。例えば最後に見て合わせた方が早いところまで、全部きっちり同じにしようとしたら、それだけ時間掛かります」
「何や。結構適当やな」
「適当ちゃいます。必要なところだけです」
「それを適当言うんちゃうんか」
「違いますって」
笑われた。
ただ、言われてみれば、この辺りは昔の俺ならうまく説明出来なかったかもしれない。俺は寸法を揃えることそのものに価値があると思っていた。けれど国友へ来て、最後に人が見た方が早いところもあれば、現物を合わせた方が確実なところもあると知った。
揃えることは目的ではない。
人が毎回悩まなくていいところを減らすために揃える。
「要するに、人が見んでもええところを、先に減らしてるんです」
「昨日も似たようなこと言うてたな」
若い鍛冶が口を挟んだ。
「見るところを減らすとか何とか」
「そうです」
「結局見るんやろ」
「見ますよ。でも全部見んでもええようにする」
「何かずるいな」
「何がです?」
「面倒なん飛ばしとるやん」
「飛ばせる面倒は飛ばした方がええでしょう」
「それはそうや」
少しずつ話が通じ始めていた。
国友の職人たちと俺たちは、作り方そのものがまったく違うわけではない。同じ問題に対して、どこまで人へ任せ、どこから先を物や決まりへ任せるかが違う。
「ほな、穴開ける場所も毎回測るんか?」
「測る時もありますけど、何回も作るやつなら治具使います」
「治具?」
「同じ場所に穴開けられるように、当てるもん作ったりするんです」
説明しながら、若い鍛冶が急に笑った。
「昨日の木の板と一緒やん」
「……まあ、そうですね」
「何や。偉そうに名前付けとるだけやないか」
「全然ちゃう……とは言い切れんな」
自分で言っていて気付いた。
昨日、若い鍛冶が作った木片は、親方の銃身の形を残し、他の銃身と比べるためのものだった。榊屋の治具は同じ場所へ同じ加工をするためのものだが、情報を物の側へ持たせ、人間が毎回最初から考えなくていいようにするという意味では似ている。
「同じではないけど、考え方は近いかもしれません」
「ほら見い」
「何でそんな勝ち誇るんです?」
「昨日お前ずっと難しい顔しとったからや」
腹が立つが、否定出来ない。
国友へ来てから、自分では新しいことをしているつもりだったものの中に、昔からある考え方を別の形で使っていただけのものがあると気付くことが増えた。
治具も、見本も、物へ情報を持たせるという意味では繋がっている。榊屋はそれを意識して、繰り返し使える形へまとめ、仕事の流れへ組み込んでいるだけなのだ。
◇
「百挺も同時に作っとったら、何がどこまで出来とるか分からんようにならんか?」
今度は年嵩の職人が聞いた。
「なります」
「なるんかい」
「なるから、見る人がおるんです」
「誰や」
「宗次郎です」
「ああ、またそいつか」
「またって何です」
「前も言うとったやろ」
案内役まで口を挟んだ。
「誰が全部見とるんや言うた時に、宗次郎がおらんとか何とか」
「ああ」
「弟やったな」
「そうです」
「それはもう知っとる」
会ったこともない弟の名前だけ、国友で妙に広まっている。
「宗次郎だけちゃいますけど、全体を見る人間がおります。今どの注文がどこまで進んでるか。銃身が何本出来て、台木が何本足りんのか。どこが詰まってるか。そういうのを見ます」
「そいつは鉄砲作らんのか」
「作りますよ。でも見る仕事もする」
「面倒そうやな」
「めちゃくちゃ面倒やと思います」
「他人事やな」
「弟なんで」
「兄貴がそれ言うか」
善次郎が笑った。
榊屋では今、作ることそのものとは別に、作る順番や人の動きを考える仕事が増えている。百挺を超える数を扱うようになると、腕のいい職人が揃っているだけでは回らない。銃身だけ先に出来ても台木がなければ止まり、金具が足りなくても止まる。材料が入らなければ、そもそも仕事を始められない。
国友にも当然、そういう調整はある。ただ、ここではそれぞれの家、それぞれの商売が必要に応じて動き、注文した者が手配し、足りなければ探す。一つの場所から全部を見ている人間はいない。
榊屋は違う。
別々の工程を、一つの流れとして見ようとしている。
「何か、工房いうより軍みたいやな」
一益様が言った。
「誰がどこにおって、何が足りぬかを見る者がおる」
「言われてみれば、ちょっと似てますね」
「なら宗次郎という弟は軍配でも持っておるのか」
「持ってませんよ」
「持たせたら似合うんちゃうか」
善次郎が余計なことを言う。
帰ったら宗次郎に教えてやろう。
たぶん怒る。
◇
「でもな」
最初に上物を見せてくれた職人が口を開いた。
「そんな作り方しとったら、一挺丸ごと作れる奴がおらんようになるんちゃうか」
俺は黙った。
さっき「後で話す」と言ったことを、向こうから聞かれた。
「穴だけ開ける。削るだけやる。そいつらばっかり増やしたら、最初から最後まで分かる奴は減るやろ」
「……減ります」
「ほれ見い」
若い鍛冶が笑った。
「放っといたら、減ると思います」
今度は笑わなかった。
これは冗談ではない。
榊屋が仕事を細かく分けるようになってから、ずっと気になっていたことだった。
一つの仕事だけなら、覚えるのは早い。穴を開けるだけなら穴を開けることだけ覚えればいいし、削るなら削ることだけ覚えればいい。治具を使えば、経験が浅くても一定の仕事は出来る。
そのおかげで榊屋は人を増やし、数を作れるようになった。
ただ、それだけを続けた人間が、鉄砲一挺を最初から最後まで作れるようになるかと言われれば、ならない。
「だから、全工程出来る人間は意識して残してます」
「どうやって」
「色んな仕事やらせます。一つだけやなくて、銃身もやる、組み立てもやる、仕上げもやる。最初から最後まで一挺作らせることもある」
「効率悪いやん」
若い鍛冶が言った。
「悪いですよ」
「ほな何でやるんや」
「おらんようになったら困るからです」
すぐに答えた。
昔なら、もう少し迷ったかもしれない。効率を上げるために仕事を分けたのに、その効率をわざわざ落としてまで全工程を覚えさせる。数字だけ見れば矛盾している。
でも、親父はずっとやっていた。
俺が外へ仕事を出そうとするたび、全部を外へ投げるなと言った。
「親父が昔言うたんです」
「何て?」
「買わな作れんのと、作れるけど買うんは違うぞって」
職人が少しだけ眉を動かした。
「外へ頼む仕事増やした時に言われました。外で作ってもろた方が早いし安いもんはある。でも、自分らで作れんようになったら、外が止まった時に何も出来んようになる」
「当たり前やろ」
「昔は、それでもええやんと思ってたんですけどね」
便利なら外へ出せばいい。早いなら仕事を分ければいい。誰でも出来るようにすればいい。
俺はずっと、そう考えてきた。
間違ってはいない。
でも、それだけでは足りない。
親父は昔のやり方を守りたいから反対していたわけではなかった。失ったら戻すのが難しいものを見ていたのだ。
一挺を最初から最後まで作りきれる技能。どこかで問題が起きた時、前後の工程まで含めて考えられる人間。今までにないものを作ろうとした時、完成するまでの道筋を頭の中で繋げられる人間。
一工程だけなら切り出して教えられる。けれど、工程を細かく切り分け続ければ、その工程と工程の間にあるものを知る人間は少しずつ減っていく。
国友へ来て、それが前よりよく分かった。
ここでは職人一人一人が長い時間を掛けて技能を積み、さらに他の職人の仕事まで知っている。昨日見た上物は、その積み重ねが一挺の中へ現れたものだった。
「……親父が怖がってたん、これやったんかもしれんな」
「何がや」
善次郎が聞いた。
「分けすぎて、自分らが何作ってるんか分からんようになること」
「お前、今さら気付いたんか」
「うるさい」
善次郎は笑っていたが、俺は少しだけ親父に悪いことをした気分になった。
帰ったら謝るほどではない。
たぶん調子に乗る。
だから黙っておこう。
◇
「でも、わしは好かんな」
年嵩の職人が言った。
「何がです?」
「一日中同じ穴ばっかり開けるんやろ?」
「そういう仕事もありますね」
「嫌や」
「でしょうね」
「何や、否定せんのか」
「俺もずっと同じ穴開けろ言われたら嫌です」
「ほな何でやらすんや」
「仕事なんで」
職人が笑った。
「ひどい奴やな」
「嫌なら別の仕事覚えてもろたらええです」
「そんな簡単にいくんか?」
「簡単ではないです。でも、同じ仕事ずっとやる方がええ人もおりますよ」
「そんな奴おるんか」
「おります」
人による。
毎日違う仕事をしたい人間もいれば、同じ仕事を正確に繰り返す方が性に合う人間もいる。一つの工程を任せれば、誰より速く、誰より安定して仕上げる者もいる。
職人として一挺を丸ごと作れることだけが、人の価値ではない。
そこは俺も譲る気はなかった。
「腕のええ人にしか出来ん仕事は、その人にやってもらう。誰でも出来るように出来る仕事は、なるべくそうする。それでええと思ってます」
「誰でも出来る仕事なんぞ、面白ないやろ」
「面白いかどうかは別です」
「そこ別にするんか」
「銭になるかも大事やからな」
善次郎が割り込んだ。
「お前はすぐ銭の話するな」
「仕事の話しとるんやから当たり前やろ」
善次郎は職人の方を見た。
「一挺全部作れる奴ばっかり集めて、その腕に合う仕事だけ来るならええ。でも、安いもん大量に欲しい言われることもあるやろ?」
「あるな」
「ほな、その仕事に合う作り方せんと銭にならん」
「お前ら堺の奴はほんま銭ばっかりやな」
「銭払わん客に鉄砲渡すんか?」
「渡さん」
「ほら見い」
今度は善次郎が勝ち誇っている。
俺は少し笑った。
国友の職人にとって、仕事は技能でもある。榊屋にとっても、それは変わらない。
ただ、俺たちは数を作る必要に追われる中で、技能だけでは解けない問題を何度も経験してきた。
人が足りない。
時間が足りない。
注文は増える。
全部を名人へ任せることは出来ない。
だから、腕が必要ないところから、腕を使わなくていいようにしてきた。
それは職人の価値を下げるためではない。
むしろ、職人にしか出来ない仕事へ腕を使ってもらうためでもあった。
◇
「で」
若い鍛冶が腕を組んだ。
「それ全部やったら百挺になるんか?」
最初の話へ戻ってきた。
「なりました」
「ほんまに?」
「ほんまです」
「何か、もっとすごい方法あるんかと思った」
「ないですよ」
俺は笑った。
「最初から百挺作る方法知っとったわけちゃいます」
寸法を決めたら、うまくいかない場所が出た。治具を作ったら使いにくくて作り直し、仕事を分けたら別のところが詰まった。人を増やせば教えるのに時間が掛かり、外へ仕事を頼めば届くものにばらつきが出る。検査する場所を増やせば、今度は検査そのものが仕事を止めた。
一つ直せば、別の問題が出た。
そのたびにまた考えた。
「銃身足りんなら銃身増やす。穴開け遅いなら穴開け早くする。失敗多いなら、どこで失敗しとるか見る。そうやって一個ずつ直しただけです」
「それで百?」
「気付いたら」
「気付いたら百挺作れるようになるか普通」
「最初はもっと少なかったですよ」
「どれぐらいや」
「だいぶ少ないです」
「何挺」
「それは……」
「何で濁すんや」
昔の榊屋を思い出すと、今と比べるのが少し恥ずかしい。
それでも、あの頃があったから今がある。
「百挺作る技術が一個あるわけやないんです」
俺は言った。
「小さいもんいっぱい積んだら、百挺になっただけです」
若い鍛冶は少し黙った。
「何やそれ」
「俺も今そう思いました」
「今考えたんか」
「説明しながら分かったんです」
「適当やなあ」
「人に話すと分かることあるでしょう」
「知らん」
でも本当だった。
榊屋が何をやってきたのか、俺自身、全部を一つのものとして考えたことはあまりなかった。
治具を作ること。寸法を揃えること。検査すること。工程を分けること。人を育てること。外へ仕事を出すこと。
それぞれ別の問題を解くために始めたものが、いつの間にか繋がって、月百挺を超える仕組みになっていた。
国友が長い年月を掛けて職人と職人の関係を積み上げてきたのなら、榊屋もまた別のものを積み上げてきたのだと思う。
俺たちは、人の腕だけに頼らず数を作れる方法を積んだ。
国友は、人の腕を重ねることで、俺たちには簡単に作れない上物まで作れるようになった。
どちらも、一日で出来たものではない。
◇
「でもな」
それまで横で聞いていた善次郎が、急に口を開いた。
「こっちはこっちで、相当な数作っとるんやろ?」
「そらそうやろ」
俺は答えた。
国友が一挺ずつ上物ばかり作っているわけではない。各所から注文が来て、多くの職人が仕事をしている。具体的に月何挺と簡単に数えられる仕組みではないだろうが、ここへ来て見た材料や人の動きを考えれば、全体ではかなりの数が動いているはずだ。
「でも、お前が言う宗次郎みたいなんおらんのやろ」
「おらんな」
「誰も全部見とらん」
「そうやな」
「それでも止まってへん」
俺は善次郎を見た。
「何が言いたいんや」
「いや」
善次郎は辺りを見回した。
鍛冶場がある。少し離れたところには別の仕事場があり、その向こうにもまた煙が上がっている。朝から材料を運ぶ人間を何度も見たし、出来上がったものを持って歩く者もいた。
俺はずっと、その中で誰が何を作っているのかを見ていた。
善次郎は違うものを見ていたらしい。
「お前、作る方ばっかり見とるけどな」
「うん」
「これだけ職人おって仕事が止まらんの、作り方だけの話ちゃうで」
「……何見つけたんや」
「まだ見とるとこや」
「何やそれ」
「お前も昨日そういう顔しとったやろ」
言い返せない。
善次郎は少し笑うと、道の向こうを指した。
「材料、どっから来とる?」
「色んなとこやろ」
「誰が買う?」
「職人ちゃうんか」
「全部?」
「……知らん」
「注文は誰が持ってくる?」
「それは……」
「出来た鉄砲、誰が売る?」
そこで、答えが止まった。
今まで俺は、一挺の鉄砲がどう作られるかばかり見ていた。鍛冶がいて、台師がいて、金具師がいる。親方と弟子がいて、現物合わせがあり、見本があり、職人同士の関係がある。
でも、それだけでは仕事は始まらない。
鉄が来なければ銃身は作れない。木が来なければ台木は作れない。注文がなければ、そもそも誰も作らない。出来上がった鉄砲を買う人間がいなければ、次の仕事にも繋がらない。
そして、それらがこの村では同時に動いている。
誰か一人が全部を命令しているわけでもないのに。
「……お前、そっち見てたんか」
「俺、商人やぞ」
「忘れてた」
「しばくぞ」
善次郎は笑っていた。
国友へ来た最初の日、俺はこの村を見て思った。
村が工房だ、と。
あの時は、鍛冶場がいくつもあり、あちこちで鉄砲の部品が作られている光景を見て、そう思っただけだった。
けれど、もしかすると俺が見ていたのは、まだ工房の中だけだったのかもしれない。
材料が入り、仕事が生まれ、銭が動き、出来たものが外へ出ていく。誰か一人が決めたわけではないのに、それぞれの人間が自分の仕事をすることで、全体として一つの流れが出来ている。
そこまで含めて考えなければ、この村がなぜこれほど長く鉄砲を作り続けられるのかは分からない。
「明日、そっち見ようや」
善次郎が言った。
「お前が案内するん?」
「たまには俺にも仕事させろ」
「今まで何しに来てたんや」
「お前の面倒見に来た」
「誰が頼んだ」
一益様がまた笑った。
国友へ来てから何度目か分からないが、また見るものが増えた。
今度は、鉄砲そのものから少し離れたところを見ることになりそうだった。




