↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『運命の供犠姫』私のVRMMO生活は、運命値極振りから始まる百合ライフ。呪いの装備は絆の証?  作者: malka
第1部 - 第3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

78/197

77.3章-第21話 ”スキル統合と調整 #1/2”

「天使モードから調整していきますか」

「こうしてナオさんのスキルの相談を受けるのも、なんだか懐かしいですね」

「サービス開始前のあの時間も、本当に楽しかったです。生涯の思い出ですよ」

「うふふ、光栄です」


 ええ、本当に。まだ現実では一か月ちょっとなのに、ゲーム内が4倍加速な上に濃密すぎて。すごく昔の事のように感じられます。後半はもう私のお膝の上が定位置。みたいな勢いで、柔らかな肢体を膝の上に載せていましたからね。

 今はルナリスが膝の上ですやすやと寝息を立て、紗雪は腕枕でのんびり。

 うん、幸せですね。


「とりあえず、☆8二重性がまだSLv9で、☆5顕現はSLv10ですがMAX表示。二重性がSLv10になってから、変化が起きるかを待つ他ないですね。同じく☆5の光輝と融炎の両属性がSLv9」

「融炎もどちらにせよ、クエスト待ちですよね」

「まあ、アフーム=ザーのケースを考えれば、期待してしまいますよね」


 可視化したステータス画面を覗きながら、ちょっと考えるように天井を見上げる紗雪。


「プレイヤーの主流としては、同じ属性のスキルを重ねて取得するのがいいってなっているみたいですよ。☆1火、☆3四大統合、☆5業炎みたいな。ナオさんもルナリスさんも割とスキルは統合前提で育成していますけれど、一極特化だとそういう”重ね”をする方法もありますね。統合は限られたスキルスロットで汎用的にいろいろなことができたり、統合スキル内で相乗効果が得られる代わりに、単一の性能面では上限が低めになりますからね。まあ、スキルスロットがそれこそいくらあっても足りないってなってきますが」


「そうだね、いづれ同系統の重ねもしていかないとかな……今は枠の余裕もないし、相乗効果を異系統スキル同士で発揮させているから、もうしばらく後になってからかな」

「ですか」


「で、今回私のメインはこっちかな」

 可視化モードで表示したウィンドウ。かつてルナリスのスキルの統合と進化の時と同じ感じですね。


 ☆4 武術:特化-短剣二刀流+☆3 魔力行使:魔術 ⇒ ☆5 魔剣二刀流

 ☆4 武術:特化-短剣二刀流+☆3 魔力行使:魔術 +☆4 魔術:特化-接触 ⇒ ☆6魔剣二刀流-零式


「この辺りは、融炎だけを考えれば良い統合なのですが、光輝属性との相性が致命的すぎるので、この形に統合するわけにいかないのですよね」

「ルナリスちゃんの舞いや歌と同じで、魔術の発動条件が、双短剣に固定されてしまいますね」

「うん。融炎はいいけれど、光輝が使い物にならなくなりかねない。自傷しながらヒールとか、そういう意味のわからない使い方になっちゃう。そう考えると必然的にこっちのどれか」


 ☆4 武術:特化-短剣二刀流+☆5 感覚拡張 +(統合消費無し:魔力飛行)

 ⇒ ☆6 特化武術:双短剣術-天翔


 ☆3 魔力行使:魔術+☆4 魔術:特化-接触+☆4 魔術:発動短縮+☆4 魔術:消費増幅 +インベントリ-☆5 魔術:二重詠唱 +インベントリ-☆5 魔術:無詠唱

 ⇒ ☆6 統合魔術行使:上級特化-接触


「二重詠唱と無詠唱は今日のガチャで出たのの、インベントリからの統合ですね。SLv1でも統合してもらえるのありがたい。これ、ルナリスも、魔術行使:魔術が残ったままだけれど、統合の選択肢が増えていそうですね」

「行けそうですね。ただ、どこまで統合するかは、考える余地がありますね。例えば二重詠唱は、そのまま育てれば多重詠唱になるはずです」

「私の場合属性をこれ以上増やす可能性は低いし……いいかな。いざとなれば取り直して育てるか、直接買えばいいね。ガチャで手に入った多重詠唱は、ルナリスにあげる予定」


「ですね。ナオさんはそれで良いかと」


「じゃあ、” ☆6 双短剣術-天翔”と、”☆6 統合魔術行使:上級特化-接触” で決定っと。うわ、スキルスロットが一気に4個も空いた。それに、歯抜けになって嫌だなと思ったら、スロットの番号の若い方から順番にしっかり整頓されなおされてる。ルナリスも、ベッドに移動する前に、スキル統合だけ、後でしてもらうかな」


「スキルスロットの自動再整頓は、しばらく前のアップデートでの改善みたいですよ?」

「なるほど。私本当にちゃんと見てなかったな……。空きの4スロットは後にして、次は、堕天使モードを見ていこうか」


「アフーム=ザーの影響で、こちらは、魔術掌握にまでなっているのでしたね。魔術系特化プレイヤーでも、運命値に振っていたような方以外では、まだそこまで到達していないはずですよ」

「魔術”掌握”にまでなっているのって、レアなんだ?」

「言葉通りの意味ですから、完全に上位スキルですね。うわ、やっぱり統合先が☆7になってますよ」


「これ、ガチャで、いろいろ出てくれて本当に助かったね。統合が美味しい」

「いいタイミングでしたね、まあ、5,000個もランダムボックスを空けている人なんていませんけれど」

「今後制作される魔導人形の子達に残しておいてあげたい気もするけれど」

「さすがにそこは、いくらなんでも、ナオさんはじめメインパーティー優先でよいかと。すぐは無理でしょうが、うちの子達が総勢1,000体にもなる頃には、スキルの売りも増えているでしょう」


 ☆6 Lock: 魔術掌握 : 特化 - 干渉 +☆3 魔力行使:魔術+☆4 魔術:発動短縮+☆4 魔術:消費増幅+インベントリ-☆5 魔術:二重詠唱 +インベントリ-☆5 魔術:無詠唱

 ⇒ ☆7 Lock: 統合魔術掌握 : 上級特化-干渉 


 ☆4 武術:特化-斧槍 + ☆5 背水 + (統合消費無し:魔力飛行)

 ⇒ ☆6 特化武術:斧槍術-天翔


「こっちもスキルスロットが4個空いたか……これだけ空くと、新しいキャラクターとしての方向性を追加するのがよさそうにも思うけれど……問題はこれ……ですね」

「ナオさんの運は本当に、どうなっているのでしょう。運というか運命力かもしれませんが。☆8、2個引きって……」

「ルナリスと紗雪に、とも思うのだけれど、内容がなぁ……と、これをどうするかと、新しい方向性を考える前に、ルナリスに起きてもらいましょう」


 優しくなでなでしても起きてくれませんね。仕方がありません、ここはお目覚めのキスという事で。


「ん……んぅ」

 ちょ、気持ちよさそうに、舌を絡めちゃ……あ、ちょ……



 ふぅ……


「2人ともぉ……」

「はい、ごめんなさい」

「ごちそう……さま?」


 ええ、我慢できませんでしたとも。

 紗雪に半目で見られますが、まあいつもの事という事で気を取り直してですね。

 というか、紗雪もちゃっかり混ざっていましたよね?


「ルナリス、スキルの統合と、せっかく手に入った今日の素敵なスキルを、よかったら習得しましょうか」

「はい」

「あ、これも持ってくださいね」


 許可をくれたので、ルナリスのスキル統合選択肢を映し出す前に、渡した1個のスキル結晶。


「これ……」

「ええ。今日出た”☆6 多重詠唱”ですね。私は当面2属性以上に増やしませんし、同時に使う魔術は2個以内でしょう。でも、常時発動の魔術が多いルナリスは、きっと必要になると思うので」


 1個だけ出たのですよね。ルビーノには”自力でスキル進化させて見せますわ~♡”と、遠慮されてしまいましたし。

 ルナリスの場合、月魔術の幻惑に、雷の蓄積と纏い。それに、この後覚えるであろう、時空魔術。幻惑も複数重ねることも可能。多重化する意義が大きいです。


 ちょっと困ったように眉を寄せますが

「ありがとう……ございます」

「こちらこそ」


 ☆3 魔力行使:魔術 + ☆4 魔術:二重詠唱 + インベントリ-☆5 無詠唱 + インベントリ-☆6 多重詠唱 + インベントリ-☆4 魔術:発動短縮 + インベントリ-☆4 魔術:消費増幅

 ⇒☆7魔術掌握


「お、ルナリスの努力の結晶の無詠唱もしっかり統合対象に含まれて……って、魔術”掌握”にまで進化してる!?」

「よかった……です」

「ルナリスちゃん、やりましたね。しかも特化無しの汎用で魔術掌握は……来訪者とは違う、長年の努力と、才能もあっての事でしょうね」

「これで、舞いに組み込んでいない属性の使い勝手もさらに良くなって、完璧ですね」


 実際ルナリスのスキルもかなり充実してきていい感じです。制限も多いですが、それは強みの反面でもあるので。


「スロットの空きも1つできましたし、どうしますか? ”☆7 属性:時空”を入れるで大丈夫ですか?」

「わたくしが……使ってよいのでしょうか」

「当り前じゃないですか」

「PVP大会決勝で見た可能性の一つ。12枚の翼をもった姿は、確実に時空属性も持っていたと思いますよ。例えば、あの闘技場の空間を割断してみせたのがそうですね。どんな可能性に進みたいかは、もちろんルナリスちゃん次第ですし、あの時に感じた、見えただけが、全てではないとも思います。それこそ、あれらの中の複数が組み合わさったような可能性だって」

「どんな可能性に進むとしても、私は応援しますよ」


 しばしの逡巡の後、取り出した時空属性のスキル結晶は、とてもきれいな銀色の輝きを放ち、うっすらと虹色の虹彩を纏っていました。


「うん。スキル結晶も、すごくルナリスに似合いそうな綺麗な色」

 見れば見るほど、ルナリスの髪の色と似ていますね。


「ありがとう……ございます。では」

 すっと、ルナリスの胸元に溶ける輝くスキル結晶。

 無事、”属性:時空”の表記が追加されましたね。


 さて、そうしましたら後回しにしていた、一番の厄物、もとい大当たり? の扱いですね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。