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臥亮転生  作者:
州都、彌埜主王国編
98/189

円卓会議 その2

 わたしがカワイイ物体(エックス)を膝に抱いて餌づけをしていると

 ジャガとエマが会話している。


 どうやらこの世界には業務上知り得た情報を漏らさないという

 観念は無いのだろう。


 どうやら州都にバカンスでやってきた貴族が取っ捕まったらしい。

 しかも人身売買や誘拐、奴隷契約ありとあらゆる犯罪に手を染めていて

 その捜査や証拠集め、背後を洗ったりと天手古舞(テンテコマイ)らしい。


 わたしたちも誘拐されたし本当に物騒な世の中になったものだ。


 なのでユミルやジャガは残業だし明日の休日も取りやめのようだ。

 やっぱり官吏や警吏などの公務員は辞めといた方が良いなと固く誓う。


 なるほど。ユミルの機嫌が悪かったのはそういう訳だったのか。


 貴族が捕まったのはわたしたちが通った後らしい。違ったようだ。

 ユミルの機嫌はいつも通りだったようだ。わたしに対しては。


 わたしのファーストコンタクトより機嫌が悪いとは隊員たちは大変だ。


 というかそんなに忙しいのにこんな所で油を売ってて良いのだろうか。


 ユミルはエマに「()」ランク冒険者に残党狩りを頼むかもしれないこと

 「()」ランク冒険者に手薄になった保安や警備を依頼するかもしれないこと

 など一般人が聞いている目の前でしゃべってる。大丈夫か?


 特に残党狩りは「()」ランク冒険者がまとまって行動しないとヤバイそうだ。

 指名手配中の猿人(エンジン)族のガブリエル兄弟もいるそうだ。


 こんな危険な任務を押し付けられる可能性があったのならクリケットの

 お気楽指名を受けといて本当に良かった。

 原則的に指名依頼の方が優先だ。わたしはホッと胸を撫で下ろす。


 ハッ!まさか船のハイジャックのフラグか!

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