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臥亮転生  作者:
州都、彌埜主王国編
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指名依頼

 食事を続けているとタマウたちもやってきて食事に加わった。

 雑用も終わったらしい。


 犬耳カチューシャをいい加減に返して欲しい。

 お気に入りでもう返さないそうだ。高いモノじゃないし良いんだけど。


 しばらくするとエマが首を傾げながら申し訳なさそうにやってきて

 「あのぉ、コウメさん指名依頼が入ったんですけど...」


 ん?指名依頼?仮免中の小娘に指名依頼?


 意味が解らない。普通は指名依頼は「()」ランク以上である。

 一応「()」ランク以上が指名依頼が出来る規定ではあるが

 「()」ランクを指名する意味がない。

 指名料が発生するのに「()」ランクを指名するくらいなら「()」ランクを

 指名したほうがお得である。

 「()」ランクに依頼して失敗したら目も当てられない。

 ましてや仮免に頼むなんて正気の沙汰ではない。

 また指名依頼するくらいなら直接依頼する。指名料が無駄である。

 まぁもちろんトラブルを避けるため直接依頼を受け付けない冒険者もいるが。


 ただわたしは数時間前に冒険者になったばっかりである。仮免だけど。

 ということは知り合いということである。

 だったら普通はわたしに直接頼む。99割断るけど。

 

 わたしは明日狐掘人(コボルト)村に帰るので指名依頼を断った。

 「え?カードの発行は三日後ですよ?」驚かれた。


 わたしはギルドカードは失効しても構わないこと

 仮免カードは処分しておくということを伝えた。


 失効しても一年後になら冒険者になることは出来るらしい。ならないけど。


 するとタマウが話に割り込んできた。

 「依頼内容と依頼人くらいは確認したほうがよろしくて?」

 おお、一理ある。


 依頼人クリケット。ヨシ、断ろう。

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