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臥亮転生  作者:
州都、彌埜主王国編
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アイテムボックス罪

 わたしがうなだれている演技をしていると


 「者ども、その小娘を()()らえい!」


 ユミルは機嫌が治ってノリノリである。


 ジャガが苦笑しながら申し訳なさそうに隣りの部屋に案内される。


 水の入った小さな樽が並んでいる。なんの変哲もない部屋である。


 ジャガはとても優しい口調で子どもを諭すように語り掛ける。


 【アイテムボックス】は監視、管理しないといけないスキルらしい。

 万引きや泥棒やスリはモチロンなこと、違法な薬物の密輸

 宝石など盗品の運び出し犯罪行為に結び付きやすいらしい。


 なので壁の中では魔道具を着用することが義務付けられてるそうだ。


 緑色のミサンガを渡された。ミサンガを左の手首に巻く。


 ミサンガを特定の方法以外で外すと保安部隊に連絡が来るらしい。

 ミサンガは保安部隊の詰め所、冒険者ギルドで外してもらえるらしい。


 ミサンガを付けたまま【アイテムボックス】を使ってみた。

 すると緑色の眩しい強烈な光を発した。

 まるでこの世界から影が消えて無くなってしまうんじゃないかと

 思えるほどの強力な光だ。

 薄手の布ならば透過するだろう。

 かなり厚手のマントでも光が小漏れるのではないだろうか。

 まだ視力が戻らない。目がシバシバする。


 ちゃんと説明が終わるまで勝手なことをしないように叱られる。


 ミサンガを外され【アイテムボックス】の中身を全部出すように言われた。

 銅貨で造ったオモチャなどを机の上に全部出した。


 ジャガはもの珍しそうにオモチャを摘まみ上げて眺めていたら

 仕事中だと思い出したのか咳払いをして赤面している。


 次に小さな樽の中の水を【アイテムボックス】に収納するよう言われた。


 全ての水を収納しようとしたが少し残ったようだ。

 ジャガは残った水の量を量っている。


 それを三回ほど繰り返すと「OK」を貰った。


 ジャガにミサンガを巻いてもらうと懲役刑は終わった。


 仮出所である。

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