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取り調べ
秘密警察による尋問が始まった。
なぜお酒にスリ替えられたのか詰問される。
わたしはスリ替えてはいないスクーナが犯人に違いない。
冤罪である。無実を訴えても難詰される。
自白を強要されるが答えようがない。
王子の犯罪を擦り付けられただけである。
この国には上告も再審もない。
一度有罪とされたら一生犯罪者である。
どうやってクリケットに罪を擦り付けよう。
わたしの灰色の脳細胞が唸りをあげる。
「カビが水アメをお酒に変えたのです」
わたしは姑息なウソをつく。
適当なことを言って煙に巻こう。
本当かどうか睨まれる。目が血走ってる。
シランガナ。逃げるためのデッチ上げ、捏造である。
偶然、、偶偶、神の采配であることを付け加える。
お酒の研究をしてみることになったらしい。
おおよその造り方から果実酒の半分、3分の1くらいの
価格に抑えれそうであるらしい。
わたしは前世で酒蔵に行った微かな記憶を
でっち上げて適当な造り方を教える。
わたしは保存してあった焼酎麹カビを渡して退散。
あとは全部お任せである。
しかし鉱山や精錬所の仕事が立て込んでスケジュールは大丈夫なのか。
過労死しても知らんよ?




