21/189
コボルト村 その3
あれ?みんなキョトンとしてる。犯人はこの中にはいないのか?
これが演技なら最優秀助演賞が貰えそうだ。
見渡すと毒のスープを既に飲んでる者もチラホラ。
わたしを暗殺するためではない?
スクーナとビコーナが恐る恐る聞いてきた。
どうしよう【鑑定】スキルは秘密にするつもりだし
なんと言って誤魔化そうか。狐掘人族は嗅覚が鋭いが分からないらしい。
「狐掘人族には解らない猿人族にだけ解る無味無臭の毒なのです」
うん、これで押し通そう。
【鑑定】で解っているけどいろいろなモノを舐めたり嗅いだり
毒の発生源を探す素振りをする。
どうやら井戸が汚染されていたようだ。鉱山から染み出してるのだろうか。
詳細な【鑑定】をしてみると毒は致死性はない。
筋力のステータスであるストレングスやバイタリティ、アジリティの低下する。
2,3日摂取しなければ元に戻るらしい。
三日後に狐掘人族の本来の力が戻ればわたしが言ったことが証明されるかな。
三日間は川の水で生活してもらうことにして話は終えた。無理矢理。




