コボルト王国 その1
やっと狐掘人王国が見えてきた。
王国?これが?どう見ても村である。どう見ても集落である。
どんなに多く見積もっても200人もいないだろ。たぶん百数十人くらい。
家は木造。掘っ建て小屋がポツポツと建っている。土地は余ってそうだ。
村長の家はさすがに立派だ。田舎の小金持ちの家のようだ。
ん?村長?うん、国王とは認めない。スクーナ、君は村長の息子だ。
ビコーナも王女様ではなくて村長の娘なので
モフモフ我慢しなくても良いよね?
え?あれで遠慮してたのかって?
わたしのもふもふをなめないでもらいたい。
村長の家に通される。机や椅子はない。畳もない。フローリングである。
座布団に座らされる。ビコーナを抱っこしようとしたら怒られた。解せぬ。
座布団は柔らかい。これなら布団もあるだろう。お布団で寝たい。
家来らしき人にストックしていた薬草を渡す。大量過ぎて驚かれた。
お金足りないらしいので足りない分は物物交換で。
後日出来上がったモノの何割か貰える約束をした。
普通は生食はしないらしい。
ポーションに調合すれば効果が何十倍にもなるから。
かなり勿体ないことをしてたっぽい。黙っていよう。
薬草と毒草を見分けられるのか聞いたら狐掘人族は匂いで判るらしい。
狐掘人族の大人はわたしよりほんの少し小さいくらい。
スクーナママの服を数着貰った。大きい直しもなく着れると思う。
そしてついに御馳走の時間だ。ワクワク。




