探索 その4
お待ち兼ねの宝箱である。
宝箱は淡い光を発しゆっくりと開く。
一番最初に目に付いたのは薙刀だろう。
だってどう考えてもこのサイズの物が宝箱に
入っていたのはオカシイ。
5,60センチの宝箱にユリイカの身長より遥かに長い刀が
入っているのである。
この宝箱を持って帰ることが出来たら
この世界の輸送システムを根底から覆すことが
出来るに違いない。
わたしが宝箱を開け閉めしたり叩いたり。
持ち上げようとしても持ち上げることは出来ない。
ユリイカや太郎でも無理だった。
【A.V.カッター】で切り刻んだら
消えてしまった。残念。
薙刀の名前は青竜偃月刀。
刀という名前の割には槍のようだった。
わたしには竜の髭があるので必要ないけれど。
ユリイカは斧スキルだしスクーナは剣だし
ビコーナには長すぎるし。
太郎に持たせてみると丁度良かったが
太郎を操りながら戦うことはわたしの脳細胞が追いつかない。
わたしの脳もユリイカのように右脳と左脳が分かれて
演算することが出来れば良いのだけれど。
ん?ユリイカは右脳と左脳が頑張ってあの程度だろうか。
ユリイカ、もっと頑張れ。
しょうがないので売却することにしよう。
彌埜主族やオルクス族ならば丁度いいと思う。
あとは大山猫の革の盾と銀貨が10枚
槍スキルの巻物と回復魔法スキルと解毒魔法スキルの巻物と
ベルトと指輪と宝石と銅鉱石くらいだろうか。
盾はユリイカには小さすぎるのでスクーナが持つのが
良いのだろうが無理に体に合わない剣を持っているので
盾は邪魔のようだ。
だから短剣にしておけって言ったのに。
わたしは【A.V.シールド】があるので要らない。
ビコーナが持つことになった。赤っぽい小型の盾で可愛い。
スクーナとビコーナは嬉しそうだがユリイカは唸っている。
「こんなにドロップするのはオカシイ」らしい。
いやいや。ドロップ率アップ83個も付けてますし。
5,6倍は落ちるハズである。
それに日頃の行いが良いしね。




