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臥亮転生  作者:
コボルト村編
16/189

コボルト その3

 とりあえず家に呼んでみた。朝から食べてなかったらしい。


 二人は身窄(みすぼ)らしい格好だけど狐掘人(コボルト)国の王子と王女らしい。

 うーん。アホなんかな。王子や王女と身分がバレたら誘拐やら暗殺やらあるだろうに。

 名前はスクーナとビコーナ。11歳と9歳らしい。わたしより年上、ほぼ同じだった。

 こっそり【鑑定】でウソはついていないっぽい。


 わたしはどうしよう。名前がバレて帝国に連れ戻されたりするかも。

 「コウメ」と名乗ってしまった。梅干し食べたかったのが(わざわい)した。


 家に着いてスクーナに上座(かみざ)を譲る。やっぱりアホの子なんだな。

 上座(かみざ)は逃げ道が無いだろうに。【A.Ⅴ.シールド】を展開すれば閉じ込められる。

 ビコーナは膝の上に抱いてる。モフモフしたいが我慢。クンカクンカしたいが我慢。


 (うち)の食糧大放出である。気に入られたい。

 

 ビコーナはとても良い香りだ。

 雨に濡れた犬のような匂いも腐った牛乳を拭いた雑巾もしない。

 汗と柑橘系と硫黄が完璧なパランスで混ざったような匂いがする。


 はぁ、クンカクンカしたい。


 



 

 

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― 新着の感想 ―
[一言] クンカクンカしたい変態チックな展開などゴメンして
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