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臥亮転生  作者:
ダンジョン編
159/189

探索 その2

 ユリイカが「スキルの巻物」でパンパンの背嚢(リュック)を下して

 【鑑定】する。


 なかなかの大漁(たいりょう)である。

 1階はスライムしかいないがアイテムのドロップは高い。

 そしてアイテムドロップ率アップや習熟度アップ

 各ステータスアップの巻物がおちる。

 他の人たちは目もくれないがわたしだけは気づいてしまった。


 やはり「アイテムドロップ率6.3%アップ」はチートである。

 15,6個使えばアイテムが100%落ちるなんて。

 しかもスキルポイント消費はたったの1である。


 わたしが自慢げに講釈を垂れていると

 「あのう、社長...」ユリイカが申し訳なさそうに続ける。

 「ドロップ率アップは元のドロップ率が6.3%上がるだけでして...」


 どうやら勘違いしていたようだ。

 ドロップ率1%のアイテムだと1.063%にしかならないようだ。


 だからあんなメモ書きや火付け程度の価格だったのか...。


 いやいやいやいや。しかし15個使えば2倍である。

 140個使えば10倍である。

 1匹倒せば10匹倒したのと同じである。

 きっとそっちの方がお得なのだ。

 そうに違いない。

 そうあって欲しい。

 そうだったらいいなぁ。


 そう固く信じて我が道を行こう。


 「ドロップ率6.3%アップ」の巻物83個と

 「習熟度6.3%アップ」の巻物を74個使用して

 残りのスキルポイントは343になった。


 これでドロップ率と習熟度が5,6倍になったのだから

 良しとしよう。


 そしてなぜかわたしの呼称が「社長(しょちょう)」になってしまった。

 「コウメ」で良かったのだが「(さま)」や「さん」を付けられたくないが

 呼び捨ては出来ないと言われて。


 ボディーガードとして雇ってるんだからそうかもしれないが

 悪徳商人や守銭奴みたいに思われないだろうか。


 は!まさか、お給料を上げるための高度な戦術。


 ユリイカ。恐ろしい子...

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