チュートリアル その5
ある程度やりたいことも終わってそろそろ帰ろう。
5階へ下りる装置(階段)に向かっていると
「転位陣」があった。
4階には「転位陣」が無いハズではなかったのだろうか。
わたしが首を捻っているとユリイカが説明してくれた。
この「転位陣」の罠は落とし穴で
外に出れる「転位陣」とは違うらしい。
【罠発見】スキルでは「転位陣」であるが
【鑑定】で見てみると「+1」と書いてある。
少し違うモノであることは間違いない。
ユリイカが回避して階段へ向かおうと言うがちょっと待って。
同じ5階に行くのなら落とし穴に落ちちゃえば良いんじゃなかろうか。
ユリイカに言わせるとどこに落ちるか判らないらしい。
ふむふむ。「壁の中にいる」状態になったら危ないもんね。
さすがに「壁の中にいる」という事は無いようだ。
念のために太郎に先に行ってもらう。
太郎が「転位陣」に乗ると床が光り魔法陣が浮かぶ。
光に包まれて消えた。
左目で太郎の視界を確認すると5階に落ちたようである。
まぁ見た目は4階とほぼ変わらないので
5階である明言は出来ないんだけれども。
太郎に少し移動してもらう。「太郎の中にいる」になると困る。
竜の髭(槍)を水平に持って、もし太郎が落ちた座標と全く同じなら
太郎と槍が重なるように構える。
「転位陣」に乗ると5階に飛ばされた。
すると太郎と槍とが重なることはなかった。
重ならないように飛ばされる座標がズレるらしい。
これならば「転位陣」の落とし穴での移動は安全であろう。
ただ同じ座標に現われて合体するというのを
ちょっとは期待していたので寂しい。




