謁見 その3
村長やペルデクスに連れられて王宮に着いた。
わたしはペストマスクをやマントを羽織って
誰かわからないように変装をしている。
毒の専門家とかに祀り上げられて難問が
次から次に舞い込んでも困るし。
誰か判らないようにする事と終わった後に詮索しないことも
条件の一つである。
しばらくの間、豪華な客間でまたされた後
王の寝室のような所に通された。
かなり大きく豪華なベッドに彌埜主族の
王様らしき人が横になっていた。
苦しそうに唸っているがどうしたものか。
【鑑定】は一瞬で終わったので後は
どうやって面倒なく伝えようか困っている。
大臣のような人たちとペルデクスたちが言い争ってる。
「どこの馬の骨かわからない者を通すなんて」と。
そういう事は先に調整しておいて欲しい。
お呼びでなかったようなので帰ろう。
あと帰ろうとするとガッチリ捕まえるのは止めて欲しい。
かなり痛い。
「仮に診察して判りませんでしたではタダではおかないぞ」
と凄まれてるので帰りたい。医者でもないのに。
しょうがない。「ただではおかない」と言われようとも
伝えないことには帰らせてもらえないようだ。
わたしは意を決して伝えることにした。
「えーと、健康ですね。病気ではありません。仮病です」
部屋中の人たちが呆気にとられるのを感じた。
でもしょうがない。ステータスの変化もないし
体力やHPの減少もない。
なのでわたしの【鑑定】では健康体である。
「ただではおかない」言われた以上、危害を加えられる前に
この場を去ろう。
じゃそういう事でとガッチリ捕まる前に帰ろうとしたら
彌埜主王らしき人に呼び止められてしまった。




