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臥亮転生  作者:
州都、彌埜主王国編
133/189

謁見 その2

 小部屋に連れられて秘密のお話があるのだろう。

 イカロスはキョロキョロとあたりを見回している。


 というかどこの馬の骨か狐の嫁入りか分からない人に話すような

 話ではなかった。ハッキリ言ってわたしに言われても困る。


 どうやら彌埜主(ミノス)王が御病気らしい。

 しかし医者がどんなに検査しても原因が解らない。

 そして毒による暗殺も疑っているそうだ。

 そこで村長がわたしが以前見つけたように無味無臭の毒を

 発見できるのではないかという事らしい。


 従来の毒ならば狐掘人(コボルト)族であれば簡単に発見出来る

 のだが村で毒を発見できなかったことで自信が持てないらしい。


 わたしは【鑑定】スキルを持っているので【鑑定】すれば

 毒の有り無しくらいなら判るかもしれないけれど

 そもそも毒じゃない可能性も普通にあるし

 医者が判らないのだから毒じゃないんじゃないの?


 あんまり目立ちたくないし権力者と関わりあいたくない。


 え?村長?うん。200人にも満たない国の村長は

 別に偉い人とは思っていませんが?

 そんな目で見ないで欲しい。


 それに【鑑定】持ちであることは出来るだけ黙っておきたい。

 それに王宮なら【鑑定】持ちの人間くらい雇えるだろう。


 【鑑定】持ちを雇ってみたら?とアドバイス出来ないのは

 もどかしいけれど。


 なので村で毒を発見できたのは偶偶(たまたま)だから

 わたしに期待しないで欲しいし責任を負いたくない。


 仮に【鑑定】で何か発見したとしても

 【鑑定】スキルのことを隠して説明出来る自信もない。


 しかしどうしてもという事で色々と条件を付けて

 彌埜主(ミノス)王に謁見することになってしまった。

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