謁見
昨日はのんびり過ごしたけれどもう2,3日ゆっくり休もうと
思っていたんだが村長から緊急の招集が入ってしまった。
「通貨通信」は村長に教えるべきではなかったな。
「通貨通信」とは複数人で貯金が出来る打ち出の小槌に
残っている金額に言葉を割り振って簡単な意思疎通が出来る
チートアイテムである。
しょうがないのでペローちゃんのモフモフをじっくり堪能し
朝から彌埜主王国の冒険者ギルドへ向かう。
宿屋やクリケットの所でも良かったんだけど
冒険者ギルドが集合するには都合が良いのだろう。
冒険者ギルドならば朝食を食べることが出来るような所も
併設されているし。
まぁわたしはペローちゃんに朝ごはんをご馳走になったけどね。
キックボードを小三郎(三分の1の太郎)に引っ張ってもらい
村長たちと待ち合わせした冒険者ギルドに着いた。
村長とクリケットとイカロスと雛風来人族がテーブルに
着いて何か話し合いをしていた。
雛風来人族の女性の名前はペルデクス。
街道造りの責任者をお願いしたい人物らしい。
しかしペルデクスが街道造りを渋っているらしい。
うん。それは解ったのだが何故わたしが呼ばれたのか解らない。
交渉事は村長の仕事だろうに。
それに断られたのならば他の人に頼めば良いじゃないか。
そう思っていたら冒険者ギルドの一つの個室に案内された。
どうやら秘密の話があるらしい。
イヤな予感しかない。
わたしは秘密部屋に入るのを固辞しペローちゃんの待つ
お店に帰ることになった。
ら、どんなに良かったか。
逃げようとしたところをガッチリホールドされて
秘密の小部屋に連行されてしまった。




