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ジャム その5
わたしたち三人はおとなしくなったムカデの洞窟を抜けて
湖までやってきた。
とても透き通った水を湛えている。
とても冷たくて気持ちが良い。
湖にジャムの材料の蝦がいるのか覗き込むがよく見えない。
水の中に蝦がいないのか聞いたら水の中にはいないらしい。
蝦というのは蝦蔓という植物の実で
「おねえちゃん、そんなことも知らないの?」と
ペローちゃんに笑われてしまった。ちょっと恥ずかしい。
少し雑草は生えてきているが
きれいに整備された蝦蔓畑が広がっていた。
酸っぱくて渋いがジャムにするとあんなに美味しい
エビジャムになるのがとても不思議。
好きなだけ蝦の実を取っても良いということだったので
ちょっとはしゃぎ過ぎて取り過ぎてしまった。
そんな胡乱眼で見ないで欲しい。
ちょっとやり過ぎたと思って反省しているのだから。
湖でぱちゃぱちゃしたりお弁当食べたり木陰で休んだり
とても充実した休日であった。
スローなライフはこうでなくっちゃね。
おばあちゃんのお家で夕食をお呼ばれして
明日の朝にはエビジャムが出来るということだったので
泊めてもらえることになってしまった。




