開拓
元奴隷の虎人族からリーダーを決めてもらった。
偶偶カストラという名前だったのでカステラ王国と名付けて
わたしの新大陸の一画に亡命政府を創ってもらった。
後で「カステラ」を作って名産品にしてからユミルへの賄賂にしよう。
本当は「隷属の首輪」の使用の罪をカストラに擦り付ける為の
スケープゴートであることは内緒だ。
カストラには山賊を殺さないようには言っておく。
殺したいほど憎んでるかもしれないけど我慢してもらっている。
その代わり労働力として自由に使ってかまわない。
なのでカストラに隷属するようにしておいた。
畑を耕したり家を造ったり何をしようか思案していたら
村長から彌埜主王国までの道を整備を打診された。
わたしたちが通ってきたルートならば一日で街に行ける。
流通革命である。
いやいや、あんな迷いの森を整備出来るモノじゃない。
羅針盤がないと迷ってしまい無理だろう。
どうやらわたしたちがほぼ一直線で進んできたために
大木が倒され岩が削られているので迷いようがないらしい。
整備は狐掘人が大部分をやってくれるらしい。
50メートル級の谷にはすでにロープウェイが通してあるから
あとは数メートルくらいの橋を架けることくらいかな。
いやいや、働き過ぎだろうブラック労働である。
スローなライフを目指していたのにどうしてこうなった。
しかし上手く時間調整出来れば一泊二日で州都まで行けそうだ。
モモちゃんをモフモフ出来る。
欲しいモノがあれば買いに行けるし。
のんびりと整備することを条件に街道の整備を手伝うことにした。




