ドッキリ大作戦 その4
「隷属」させられた狐掘人族と虎人族に
後ろ手に手枷を嵌められたわたしとタマウは山賊の頭の前に突き出された。
頭の左右に二人ずつ四人の手下が座っている。
山賊の頭は卑劣な笑みを浮かべている。
生ゴミのような臭いを撒き散らす口に吐き気を催す。
この臭いになんか覚えがある。
おお、そうだ。隣り村でわたしとスクーナを誘拐した誘拐犯のボスである。
確か死んだハズである。
この世界はファンタジー世界だからか死んでも生き返るのだろう。
フェニックスとか普通にいそうだもんね。
狐掘人族に扮装したタマウのアゴを指先で引き上げる。
するとタマウと目が合った頭が胸を抑えて前方に蹲る。
まるでビデオの再生を見てるかのようだ。
まぁ生き返ったとしても病気までは治らなかったのかな。
また死んじゃったようだ。
手下たちが駆け寄ったところで手下の首の場所に「隷属の首輪」を
取り出した。
よし、これで後は見張りに行ってる手下三人だけである。
屋敷周りにいた狐掘人族と虎人族の「隷属の首輪」を
収納していたらビコーナが飛びついてきた。
ビックリしたぁ。
どうやらスクーナの野郎が「通貨電信」で
ビコーナと村長に連絡をしていたようだ。
そして村長たちはフルスピードで帰って来たらしい。
こうしてわたしのドッキリ大作戦はスクーナのせいで大失敗に終わった。
わたしの苦労は水の泡である。
スクーナは罰として「あいすくりん」禁止である。




