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彌埜主王国 その3
まぁわたしの能力はさておいて、【鑑定】したタマウたちのステータスなら
たぶん余裕で踏破できると思う。
あとは方向が分るもの。方位磁石とかあればと思ったら
タマウが「羅針盤」を出してきた。
どうやら土地の南北が分かる魔道具だという説明なのだが
わたしの【鑑定】だと「GPS」という魔道具のようだ。
空飛ぶ円盤、ワイヤー、明かり、食料。
わたしが必要なモノを口にするとその瞬間それが現れる。
なんかマジックを見せられているような気さえする。
みんながタマウのことを胡乱眼で見ているが
タマウは全く気にも留めずコロコロ微笑んでいる。
ここまでお膳立てされたら行くしかないだろう。
わたしは明日夜が明けたら出発しましょうと言うと
タマウから今すぐに出発するようにと促された。
タマウが「間に合わなくても知りませんよ?」と脅してくる。
確かにドッキリが間に合わなかった水の泡である。
しかしドッキリ如きに命を懸けるのもどうかと思うが。
タマウもわたしと同じ「ドッキリ」に命を懸けてしまう性分なのだろう。




