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臥亮転生  作者:
州都、彌埜主王国編
113/189

彌埜主王国 その2

 宿屋で夕食を取り明日の船で帰るのだが

 わたしは一つ気付いた事があった。


 わたしがテーブルの上に周辺の地図を広げる。


 スクーナとタマウたちが覗き込むとわたしは説明を続ける。

 もう護衛が終了しているのにクリケットもいる。


 狐掘人(コボルト)村、隣り村、州都、彌埜主(ミノス)王国。

 1週間くらいかけてやってきたが地図の上だとめちゃくちゃ近い。

 狐掘人(コボルト)村から隣り村までとほぼ変わらない。


 直線距離で突っ切って行けば一日で到着するのではないか。


 わたしの【A.V.シールド】で作った足場、階段、

 ワイヤーや空飛ぶ円盤、【A.V.カッター】でトンネル、

 様々な方法を駆使すれば明日の夕方

 ビコーナたちよりも先に村に着くのではないだろうか。


 「なぜそんなことをするのか?」と聞かれたが

 「そこにドッキリがあるから」としか答えようがない。


 ビコーナを驚かせたい。ただそれだけである。

 タマウは面白そうにコロコロ微笑んでいる。


 しかしクリケットが首を振る。

 このも先の森や谷は魔素が強く空が曇り星や太陽が見えない。

 方向を迷わせて常人での踏破は無理なのだそうだ。

 そして出てくる魔物や野獣もとても強くて

 冒険者ならば「()」ランク、最低でも「()」ランクの「(プラス)」くらい

 ないと難しいそうだ。


 それは難しいな。諦めよう。

 一個のドッキリのために命は掛けられない。


 ゴンズくらいの力がないと不可能なのだそうだ。


 そっかぁ。ゴンズくらいの力がいるのかぁ...。


 ん?ゴンズ?ゴンズってあの?あの程度で良いの?


 わたしが勝ったことは伏せてスクーナが健闘してことを伝える。

 クリケットが驚いていたがタマウがわたしは勝ったことをバラし

 開いた口が塞がらないようだった。


 一応わたしは奇襲でまぐれ勝ちだと弁明したが。

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