彌埜主王国
船は日が沈む前には彌埜主王国の河港に入港した。
かなり長時間船に乗っていたので地面がゆらゆら揺れている。
彌埜主王国は600年前までは狐掘人王国と同じように
鉱山の街だったらしい。
しかし採掘中に迷宮の入り口が発見された。
迷宮は王国に数多くの福音を授け
今では連邦において有数な国にまで成長した。
河港から道なりに進むと王宮を含む城下街が広がっている。
州都のように壁に囲まれてはいない。
食料などは船での輸入がほぼ100%らしい。
城下町を過ぎると元元鉱山だったことがよく分かる街並みである。
迷宮に続く道に街がニョキニョキと成長したのが分かる。
迷宮を中心とした街は冒険者の街である。
冒険者ギルドがまるで王宮のように聳え立っている。
その周りには冒険者御用達の武器屋防具屋錬金術屋宿屋が賑わっている。
クリケットと共に冒険者ギルドへ向かい護衛依頼完了のサインを貰う。
そして依頼完了証を彌埜主王国の冒険者ギルドに
提出すれば完了である。
まぁ別に良いんだけど、依頼内容を他人に聞こえるように言わないで欲しい。
子どものお使いみたいな依頼内容でクスクス笑われている。
スクーナは少しムッとしている。
太郎の核を冒険者ギルドの店先に置いていると
少しずつ再生しているようだ。
再生している太郎を興味深そうに野次馬が集まっている。
野次馬は無視しながらテイム登録を済ませる。




