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臥亮転生  作者:
州都、彌埜主王国編
111/189

彌埜主王国へ その4

 帆船の前方に木製のテーブルと椅子が据え置いてある。

 クリケットとイカロスが座って佇んでいたので私も座る。


 やはり護衛対象の近くにはいないとね。


 風がとても気持ちいい。海風と違ってベタつきも無い。

 河の水は澄んでいて空は青くて気持ちが良い。


 のんびりとお茶を飲みながら、うつらうつら船を漕ぐ。


 遠くに馬が牽いている船が見えた。


 馬が河を泳いでいる。馬ではなく河馬(かわうま)(ヒポカンポス)のようだ。


 河馬(ヒポカンポス)が牽く河馬車?河馬船?が近づいてくる。


 海賊?河賊?だろうか。


 河賊にしては人数が少ないな。全部で5、6人くらいだろう。


 河賊は果物や芭蕉の葉に包まれたような食べ物を載せている。

 河を通る船を相手にした行商なのだろうか。

 近くの村の村民なのだろうか。かなり手慣れている。


 船に並走しながら長い棒に付いている籠で受け渡しをしている。


 なんか面白そうだったのでたいして食べたくもない果物を買ってみた。

 真っ赤な松ボックリのような果物である。


 鳳凰梨という名前らしい。


 全く甘みも旨味もなく瑞瑞(みずみず)しさもないスッカスッカの果物だった。

 ちょっと損した。

 完全に名前負けである。


 捨てても良かったのだが捨てるのもなんなので後でスクーナにあげた。


 あとでスクーナが美味しくいただきました。

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