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告死人 高校生  作者: 田丸 彬禰


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昼と夜のギャップに困惑する者

登校した聡は右斜め前に座る弥生を見やる。


いつもどおり。

校則を一ミリも超えない完璧な服装。

そして、真面目を体現したかのような表情。

いや。

そもそも笑みという表情は持ち合わせていないと思われる鉄仮面ぶり。


いったい昨晩のあれは何だったのかと思いたくなる。


それとも、あれは俺の妄想が生み出した幻覚だったのか?


だが、今までは気にして見ることがなかったのだが、注意して見ると、確かに大きい。


いや。

大きいと言って済ませてしまうレベルではない。

本人が自慢気に口にした「学年一の巨乳」というのもまんざら嘘ではなさそうだ。


だが、そうなると、あの場の弥生もすべて本物ということになる。

では、ここにいる弥生は何だ?

もちろん、本物。

というより、こちらが本物なのだが。


二重人格という奴か?


だが、このままでは埒が明かぬ。


とりあえず話かけてみるかと思い立ったところで、聡は強張る。


何を話せばいいのだ?


そう言えば、弥生とは真面目に話したことはなかった。


もちろんいつも通り、からかい半分ということなら可能だ。

だが、この後に待っていることを考えれば、さすがに出来ない。

そうなると、何か適当な話題をつくって話かけなければならないのだが、この昼間の弥生と話をする話題が思いつかない。


どうする?


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