表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
告死人 高校生  作者: 田丸 彬禰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/28

橘 弥生

橘弥生。


それがそこに記されていた次の客の名である。


聡のクラスメイト。

眼鏡の掛けてはいるがギリギリ美人といえる。


ただし、いわゆる無表情で根暗。

そして、校則を守ることを生きがいにしており、今はほぼ死文化している「スカートは膝が隠れる長さ」を学校内でただひとり実践している貴重種である。

当然、校則を破る者は男女を問わず、その行動を咎めるため、男子は揶揄い、女子は近づかない。

むろんクラスに友人もおらず、昼食もいつもひとり。

だが、弥生にはそのようなことなど気にする様子など全くない。


そして、聡は弥生と対極の存在ともいえる規則破りの常習犯。

当然弥生とぶつかる。

一日に数度はふたりはやり合う。

それがクラスの日常だった。


どのような時でも表情を変えない弥生が聡をどう思っているかはわからないが、聡は弥生を、「学園生活を楽しむことができないウザったいだけの鉄仮面女」と表現しており、その言葉どおり、「転校でもしてくれればこれ幸い。病気にでもなり長期欠席してくれれば赤飯を食べる」と本人の前で堂々と公言するくらいに嫌っていた。


本来であれば、自分の手で目障りな女に引導を渡せる。


悩むことなど何もないはず。

だが、なぜかそうはならない。


「自死。自死とはどういうことだ」


「あいつは自分の行動に絶対的な自信を持ち、硬い信念を持ってやっていたのではないのか」


「ふざけるな」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ