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告死人 高校生  作者: 田丸 彬禰


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12/28

夢と現実の間で

そして、その日の放課後友人たちの誘いを断って向かったのは、昨晩行った家だった。

近くの標識と自身が見た風景を頼りに、その家の前に立った。

中を除くと母親とふたりの幼子が庭で遊んでいる。


「……間違いない」


聡は呟く。


母親は間違いなく昨晩見た女性。

もちろん知り合いでもない。

それどころか、この場所だった初めてきたのだ。


「つまり、夢ではないということだ」


「いよいよ真面目にやらねばならない」


「たとえ嫌な役目でも」


そして、もう一度庭に目をやる。


蒲原と名乗ったあの天使は、運命は変えられないと言った。

だが……。


「救ってやりたい」


幼子を残して死ぬ母親の無念。

そして、残された子供たちのために。


「……確認する必要があるな」


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