爪の話しとか
慶ちゃんはエアギターをしてご機嫌。あと、イチゴをもらってうれしかったらしい。
今日は日曜日なので、のんびりスーパーに行った。ものすごく寒かったけど精霊には寒さは関係ないみたいで元気に騒いで暴れていた。
スーパーに行くと最初に慶ちゃんがイチゴをゲットした。
最近はイチゴが高くて590円もする。かなりのものだ。
でも大きい。小さくてすっぱいのは食べる気がしない。つぎが忍ちゃん。
プチトマトを買った。剣ちゃんはオレンジ。
精霊たちは、砂糖禁止協約を結んでケーキとかクリームとかほしがらなくなった。
オレンジとかも糖分が含まれているんだろうけど、砂糖菓子よりは有害度は低いみたいだ。それじだいが低いというより、食物繊維が入っているからね。
オレンジはうち袋皮も一緒にたべたほうがいいらしい。
店内ではギターの音楽が流れていて、慶ちゃんが軽快にエアギターをやっていた。
剣ちゃんはその横で笛を吹いている、中南米系のラテン音楽みたいな感じだったので、慶ちゃんも剣ちゃんも乗り乗りだった。忍ちゃんはむすっとしてのらない。
いつものことだけど。
家に帰ってきてから人差し指の爪を切った。なぜ、人差し指限定かというと、
俺の指の爪は人差し指だけ硬質で、普通のハサミで切れない。とがっていて、鷹の爪みたいに鋭い。ほかの爪は普通にピンク色だけど、この爪だけ、爪の根元に白い富士山みたいな芯がある。ものしり忍ちゃんがこれのことを武家の爪といっていた。物部氏を発祥とする武家はこの爪をしているらしい。
昔の物部氏の爪は全部この鷹の爪みたいな爪だったんだって。
俺は1本だけか。織田信長も全部この爪だったらしい。
「え?信長って自称平家だけど」と俺がつっこみをいれると。
「あんたはだまってなさい!」って忍ちゃんにおこられた。
まあ、いいけど。
最近も慶ちゃんたちはスーパーで機嫌よくおどったり、笑ったり、ぎゃぐをとばしたりしてるけど、俺が精霊たちのやってることを忘れてしまう。
昔は全部おぼえてたのに。
必死さがたりないのか、ぼけたのか。
ちょっとなさけなくおもう。せっかく、おもしろいことしてるのに。
いまだに生魚の横をとおると「魚がしんどるとんしんぷー!」って
慶ちゃんがさけぶ。何の意味があるのかしらないけど。
精霊たちは時々意味不明のこうどうをとる。
「しゃー!しゃー!しゃー!」とか言っておがみだしたり。
おもしろいけどね。
やっぱ忍ちゃんは何でも物知りだ。




