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伊予はまだ!

16だーからー!

今日も仕事の帰り、スーパーに立ち寄った。別に多くの買い物をするわけではない。

最近は別にお菓子もそれほど欲しいと思わなくなった。

 お菓子よりちょっとした果物のほうが体にやさしい。

 果糖でも糖分にはかわりないという解釈もあるが、食物繊維がはいっているぶん、やはり果実のほうが体にやさしい。1日一個のリンゴは医者要らずというコトワザもある。ただの砂糖の塊のお菓子とは栄養成分に違いがある。

 まあ、色々と言い訳をしてみるが、結局イチゴがスキなのだ。

 最近、ずっと小さなイチゴしか市場に出回ってなかったが、少し高いねだんを出すと、ちょっと大きいものが手にはいるようになってきた。

 今日、スーパーに並んでいたのはさがほのか。さがほのかはその名前の通り、ほのかな甘みが特徴で、酸味がすくない。

 あまおうは、熟れたもの、高値のものは美味しいが、完熟品でないものは

若干の酸味がある。とくに廉価品は。慶ちゃんはあま王のことをすっぱ王と呼んでいる。慶ちゃんがすっぱ王と言うと剣ちゃんが爆笑する。

さがほのか、さちのかは、慶ちゃんが大好きなイチゴの品種である。

忍ちゃんは章姫が好きだ。剣ちゃんは紅ほっぺがスキだ。だけど、

くまモンのラベルが貼ってあると何でもスキになる剣ちゃんであった。

今日は、大分産のイチゴだったので、剣ちゃんはさわがなかった。

くまモンシールは熊本県産に貼ってあるからだ。

今日は忍ちゃんがイチゴをもらって上機嫌だった。しかし!今日は大きなオレンジがスーパーに無かった。慶ちゃんは1個100円のオレンジがおきにいりなのだ。アメリカ産のやつ。でも、今日はオーストラリア産のちっこいのしかない。

それでは慶ちゃんは納得しない。

皆さんは覚えておられるであろうか。慶ちゃんたちは協定を結んでおり、

三柱がともにお供物をもらえなかったら、お供物はご破算になるのだ。

だから、忍ちゃんは必死に小さなオレンジを慶ちゃんに奨めた。

剣ちゃんはスイーティーがあったのでそれで納得した。

 ふと忍ちゃんの視線に伊予柑がうつる。

「ねえ、慶ちゃん、この伊予柑にしときなさいよ」

「そんなのいよかん、いらんよかん、いらない予感!ばんざーい!」

 慶ちゃんは万歳をした。しかし、忍ちゃんは首をひねる。

「あら、何て言ったのかしら、よく聞こえなかったんだけど」

「えーギャグは二回やるとすべるんだよー、でも聞いてなかったならしかたないね」

「そんなのいよかん、いらん予感、」

そこですかさず忍ちゃんが歌いだす。

「伊予はまだーじゅーろくだからー!」

すると剣ちゃんも歌いだす。

「あなたにさっそわーれてーいーよかんにさそわれてーせんちめんたるじゃあにー!」

「慶たんも!慶タンも仲間にはいるー!センチメンタルいーよーかーん!」

 慶ちゃんは伊予柑をげっとした。

こうして、三柱はめでたくお供物をげっとしたのである!。

せんちめんたるじゃーあにー!

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