イチゴのゆくえ
イチゴのトレードだよ
今日は家の帰りにスーパーによったよ。イチゴの季節なのでイチゴを買う。
昨日、忍ちゃん、剣ちゃんにイチゴをあげたので、今日は慶ちゃんの番だ。
慶ちゃんにイチゴを買ってあげる。しかし!
「剣ちゃんもほしい!」剣ちゃんがさわぎだした。
「でも慶タンのばんだよ:
慶ちゃんが怒る。
「だって、くまモンなんだもーん!」
剣ちゃんがいう。見てみると、そこにはくまモンのセロファンがかけてあった。
「でも、慶たんの番だもん!」
慶ちゃんは涙目になっている。
「まあまあ」そこはなんとかなだめた。
あとで剣ちゃんにも買ってあげて交換すればいいやとおもった。
忍ちゃん、剣ちゃんにもお菓子を買ってあげて、俺は一端店を出た。そして
そこで、さっき買ったイチゴよりすこし粒がお大きい高いイチゴを買った。
なぜそうしたかというと、明らかに格差がないと、慶ちゃんが
交換しないと思ったからだ。
剣ちゃんにその大きいイチゴを買ってあげた。さあ、交換だ、と思った。
しかし……。
そっぽを向いたのは剣ちゃんだった。
「慶タン、そのおっきいイチゴと交換してほしいよ!」
「だめだよ!だってさっき交換してくれなかったもん!」
剣ちゃんはそっぽをむいた。
「しょぼーん」
慶ちゃんはがっかりしている。しばらく買い物をして店を出てから
俺は慶ちゃんに耳打ちした。
慶ちゃんは目を見張って「ピコーん!」と言った。
「ねえ、剣ちゃん、ビックニュースだよ!今、慶タンの貰ったものを見てたら、
たまたまくまモンのセロファンが張ってあるイチゴを見つけたよ!」
「えーそれほしい!」
「しかたないなあ、剣ちゃんがほしいって言うなら交換してあげるよ!」
慶ちゃんは粒のちっさい安いほうのイチゴをさしだした。
「ありがとー!」
剣ちゃんは大きい高級イチゴをさしだした。
「慶ちゃん!」「剣ちゃん!」
二柱はがっしりと友情の堅いハグをしたのだった。
「あーあんたら馬鹿ねえ」
忍ちゃんが突っ込みをいれようとしたが俺がとめた。
「シーっ」
「ふん、ばっかみたい」
忍ちゃんはそっぽを向いたが、ねた晴らしはしなかった。
友情のハグだよ!




