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お守り

神社にいって福玉焼きを買ったら中がクリーム状になっていて慶ちゃん、剣ちゃん

大喜び。

神社に行った帰り、福玉焼きを買いました。楕円形の一口サイズの

ベビーカステラです。

家に帰って食べてみると、慶ちゃんが興奮して叫びました。

「むきょー!これ、クリーム入りだよっ!」

夜店の屋台で売っているベビーカステラがそんな手の込んだことするはずがない。

よく見てみると、ものすごく売れて大繁盛なので、早く生産を回転させたため、

中が生焼けだったようです。でも、それはそれで、なんかちょっと粉っぽい

クリームみたいになって、けっこうおいしかったです。

「あ!」

オレは立ち止まった。

「そうだ、とろろ芋たべてない」

そうなのです。俺の家の風習では正月1日目雑煮を食べ、二日目、とろろ芋を

たべ、三日目赤飯を食べるのが風習なのです。あと7日目が七草粥で15日が

焼き雑煮。

この3日間何を食べるかに関しては、正月だけは女性が手の込んだ料理を

作らなくてもいいようにという配慮なんだろうなと思いました。

「とろろふー!とろろふー!」と慶ちゃんが叫びました。

剣ちゃんも叫びました。

「また意味の無いことしてんのね」

呆れ顔で忍ちゃんが言いました。

「やくやくー!やくやくー!」

そう言って慶ちゃんが俺のズボンの袖をひっぱる。

「なに?」

「やくやくー」

財布のあるところを引っ張ろうとしている。

財布を出してきて気づいた。あ、そうだ、氏神様でお守りを買ったんだった。

出してみる。金色に輝く破魔矢のデザインが入ったお守りだった。

よくみると厄除け守りだった。ああそうか。

それを見せると慶ちゃんが「きゃっきゃ」言って笑っていた。

霊的な存在や霊に関して言及する人を見分けるときの試金石の貴重な一つが

神社だ。

詐欺師やカルト宗教の信者、大理石のツボを高額で売りつけるような

霊能者は必ずと言っていいほど神社を嫌う。ある者は良心の呵責から、

ある者はカルト宗教への忠誠心から。そして、なにより神社には神社講や

御祭りがある。カルトにからめとられそうになったとき、

常識ある一般人が、「それはやめたほうがいい」と止めてくれる。

長い伝統がある神社仏閣には長年人がつちかった常識が蓄積されているのだ。

だから、非常識な事を正しいと信じ込ませようとするカルトや

インチキ霊能者は神社を嫌ったり、神社の悪口をいう。

実は妖怪や悪霊が神社の御札を嫌うのって、その悪霊の生前のすがたが、

インチキ霊能者だったんじゃないかなあと思ったりした。

それからお守りも買ったよ

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