表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/75

みんな幸せ

父親とスーパーに行ったよ

少し体調がよくなったので、父親と晩飯を食いに行く。

まだミゾオチの辺りが痛いけど、父親は俺と買い物に行くのが唯一の

楽しみになっている。俺が体調が悪かったり仕事がいそがしかったりして

断ると、素直に断念するが、そのあと、寝込んでしまう。

年寄りは無理をすると神経にくるらしい。

結局、俺が無理して時間を作って父親の相手をすることになる。

母親は友達が多くて勝手に遊んでいるので助かる。男は、仕事を定年退職すると

急にやることがなくなって、老け込むらしい。

そんな事で父親が早死にするくらいなら、俺の自由時間を削って

父親の楽しみを増やしてあげたい。

俺はミゾオチの辺りの痛みを隠しながら笑顔でスーパーに買い物にいった。

「だいじょうぶー」「無理はだめだよー」慶ちゃんたちも心配顔でついてきた。

そのあと、食事をして、喫茶店に行った。コーヒーを飲むのは辛いので、

ミルクティーにした。父親が色々と昔話をする。毎回、同じ事をくるかえす。

俺はそれを笑顔で聞く。内容は同じでいいのだ。そうやって父親は俺と

コミュニケーションがとりたいんだ。そうやって親が俺をたよってくれることが

うれしい。

けっこう体がきつかったが我慢して話しを聞いて、家に帰った。

「いいこ!いいこ!よくがんばったね!」

そう言って慶ちゃんが背中をさすってくれた。

「あんた馬鹿ね、そんな事してるからいつまでたっても病気がなおんないのよ!自分の命と親孝行とどっちが大事なのよ!」

「親孝行かな」

「馬鹿!」

忍ちゃんが激怒して涙を流した。

「ごめん、ごめん」

俺は思わず、忍ちゃんを抱っこした。

「むきょー!慶タンも抱っこ!」「剣ちゃんもだっこ!」

慶ちゃんと剣ちゃんが嫉妬してぴょんぴょん跳ねる。

ああ、この子たちが嫉妬してるってことは俺の体も大丈夫だ。

俺は慶ちゃんと剣ちゃんをかわりばんこに抱っこしてあげた。

三柱ともだっこしてもらって、とてもまんぞくそうだった。

その満足な笑顔が見られて、俺も幸せだった。

みんな幸せになれてよかった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ