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早く元気になあれ!

たけちゃんの病状はまだ悪いけど、すこしずずよくなっています。

体の調子がよくならない。どうにもミゾオチのあたりが痛い。

たまりかねて病院にいったがインフルエンザとかそういうものではなさそうだ。

お医者さんの言うことには、低血糖だということだ。

高血糖の人が急に血圧がさがるとこういう症状がでるということだ。

それにしても、物理的に骨が折れたり怪我をしたときは我慢できるが、

体内の病気というのは本当に体がうごかなくなる。

これは参った。

歩くのもやっとの状態なので、会社を休んで家でゆっくりした。

それでも、どうにも調子がわるいので危険を感じて実家に帰った。

実家で電気毛布がある部屋で寝た。

寒気がするというのはこういうことなんだなとおもった。

精霊たちも家に帰ってきて、慶ちゃんは一生懸命背中をさすってくれた。

剣ちゃんはいつも、剣をふるまわしてばっかりだけど、今日だけは

足のふとももをさすってくれた。

忍ちゃんは「今日はゆっくり寝なさい、何もかんがえられないでしょ」

と言って、それ以降は話しかけなかった。

ひたすら寝た。

寝ると少しよくなるが、動くとまた調子がわるくなる。

母親が髪の毛を染めにいってしまったので、父親と一緒に

食事に行った。いつもなら、父と食事にいったあとは、スーパーで

買い物をするのだが、今日は調子がわるいので、それどころではなかった。

「しょぼーん」と剣ちゃんが言った。

すると慶ちゃんが「しょぼーん玉ホリデー!」と叫んで剣ちゃんと腕を組んで

ホークダンスをおどった。最初元気がなかった剣ちゃんもしだいにテンションが

あがって、笑顔で踊った。

「ちっ、まったく空気をよまない連中ね」

忍ちゃんが舌打ちをする。

ちょっと忍ちゃんの毒舌が復活してきたところを見ると、

俺の体調もすこしよくなってきたのかもしれない。

家に帰ると、ダイレクトメールで知り合いの人が心配してメッセージを

送ってくれていた。

すごく嬉しかった。

慶ちゃんはこういうメールがくると、すごく嫉妬して普段なら大騒ぎするんだが、

今日は、メールの内容の思いやり成分をどこから持ってきたのか

でっかい注射器に詰め込んで「ぶっといお注射しときますね!」と言って

俺のケツに刺した。「ぶちゅー!」と大声で叫びながらやった。

「元気になあれ!元気になあれ!、たけちゃん、早く元気になあれ!」と

叫んだ。

日頃好き勝手しているみたいだけど、今日みたいに具合が悪いときは

精霊たちにまで気をつかわせてしまって、申し訳ないなあと思った。

ああ、皆様の思いやりと愛情で心がポカポカ温かくなった。

みんなの励ましで心がポカポカ温かくなったよ。

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