やさしいみんな
今日は体の調子がわるくて寝込んでるよ、そしたら三柱の精霊が
なぐさめにきてくれたよ。
今日は胸が悪い。一人で横になっていると心細い。
ちょっと数日間遠方の病院通いをつづけていたせいで、心の緊張と体の
疲れが頂点に達したのかもしれない。必死の思いでだるいからだをひきずって
近所のコンビニに行き、お茶を大量に買って帰る。ここで
ジュースとかお菓子とかかって食べたら危険だ。食事も
あまりたべたくないし、無難にしておいたほうがいい。
「あ~どうしよう」俺は悩んでいた。毎日、小説家になろうに
小説を投稿している。これを1日でもとぎらせたら、なんか自分の
中でけじめがつかないような気がする。
でも、具合が悪くて頭のなかが真っ白でなにも作り話がうかばない。
創作なんてできない。どうしよう。そう思っていたところ、慶ちゃんと
忍ちゃんと剣ちゃんが心配そうに家具の後ろからでてきた。
「大丈夫?悪いようならすぐに救急車よびなさい、手遅れになったらいけないから」
「大丈夫だよ、この程度の痛みで救急車呼んでたら日夜おいそがしい
救急隊員さんにご迷惑がかかる。様子を見て寝てるよ」
「くれぐれも、無理はしないようにね」
忍ちゃんがそう言って俺の顔を覗き込む。日頃はきついことばかり
言ってる忍ちゃんが心配そうなので、ちょっとうるっときた。
「小説なんて書かなくていいよ!そんなこと、どうだっていいよ、寝てていいよ!」
慶ちゃんが言った。
そのうしろで剣ちゃんが「けん!けーん!」と言いながら縦にガシガシ
剣を素振りしてる。元気付けようとしてるのかな。
「たけちゃん」
そういって慶ちゃんは俺をぎゅーっと抱っこした。
なんか、切なくなって泣きそうになった。
俺も慶ちゃんをぎゅーっと抱っこした。
目から涙がこぼれてきた。
ちょっと体が楽になった気がした。
剣ちゃんが俺に近づこうとした。その首根っこを忍ちゃんがひっつかんで
クビを横にふる。剣ちゃんはいつもなら忍ちゃんに反抗するんだけど、
一度頷いたあと「けんけーん」といいながらまた剣をすぶりした。
剣ちゃんなりに気をつかっているのだろう。
みんなに気をつかわせてわるかった。
みんな、きっと元気になるからね。
ひごろ、おてんばでわんぱくだけど、俺が調子がわるいときは
すごく俺い気をつかってやさしくしてくれる。
このⅢ柱に出会えてよかったと思った。
今日は早く寝る。
この子たちが出てきて慰めてくれたおかげで、今日も短いながら
小説がかけた。
みんな、ありがとうね。
これで安心して寝られる。みんな、ありがとうね!
今日は早くねて元気になるね!




