モテていても本人は…
〔エクシーズ本部〕
お昼休みの時間。
アスナは従姉妹の姉達と言った関係になったフィオとセシィと共にエクシーズ本部一階にあるレストランに来ていた。
「「…」」
サキュバスとは精気を吸収して生きる魔族である。
そのためお腹を満たすための狩りを的確に行うために異性からの視線に敏感である。
その結果アスナに送られる異性からの視線の多さに気付いていた。
「ねぇ妹君」
「なんでしょう?お姉君」
「めっちゃモテてない?うちの従姉妹君」
「まぁそりゃこれだけ外見も性格も可愛ければモテますよ…」
性格は優しく顔立ちも柔らかさを感じるものスタイルも良いと来ればモテないわけがない。
「でもねぇ?当の本人は…」
「興味なさそうですねぇ…」
そうアスナは視線にすら気付いていない。
現在興味があるのは昼食を食べた後に注文したケーキで頬に手を当てながらとてもとても満足気に食べている。
「興味はなさそうなんだけど…」
「こうして食べてる様子も可愛いからモテますよねぇ…」
そんなことをボソボソ姉妹で言っているとアスナは姉達が食べていないのに気付いたらしく首を傾げている。
あの首傾げは食べないならもらうよ?の傾げだ。
「もちろん食べるから安心なさい」
「ケーキは女のエネルギー源です」
「んー」
アスナは姉達に返事を返すとまた嬉しそうにケーキを食べ始めるのであった。
アスナにはまだもう少し恋愛は早いようです。




