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アナスタシアの誤算

〔ダークローズ本部〕


療養するアナスタシアはアスナを支配しようとしていたが跳ね返すどころかその指令が飛びすらしないのに気付いていた。


遠隔での洗脳は魔力を使わない技術であるため今のアナスタシアでも可能なのである。


「どうやらあの子の中にある石は私がベースを作ったものではあるけど神の手が入った事で私を受け付けなくなったようだわ…」


アナスタシアは舌打ちをする。


もしアスナが進化して石も進化した場合それでもアスナの支配が出来る予定であった。


しかし現実に誕生したのは全く支配出来ない石と同格であるが故に余計に洗脳が通じない少女ホワイトクイーンである。


アナスタシアとしてはこんなはずではない大誤算だ。


「こうなると連れ攫うしかないけど、今向かうのは危険ね…同格と言う時点で行った子が人間に戻される可能性が高いわ…」


ホワイトクイーンの力ならば内部の魔瘴石を無効化して人間に戻してしまう事すら出来てしまうはずだ。


アナスタシアの目の前にいるアーリアでさえ向かうのは危険である。


つまり神の思惑通りアナスタシアが回復するまではアスナは一切手を出さない状態になっているわけである。


「私が復活して世界を手に入れた後神も殺すわ」


「ええ、こんな邪魔をしてくれたのですもの」


アナスタシアはイラついた様子を見せつつ眠り始める。

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