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七話、魔瘴石の解析結果

〔レイアール家〕


エクシーズ本部では捕らえた魔人をカプセルで眠らせて解析が行われている。


その解析結果がアリシアの元にメールでやって来た。


「なるほどね…」


アリシアはその解析結果を見て魔瘴石の仕様を把握した。


「アスナに使われた魔堕石がどうなのかは分からないけど、魔瘴石を作った親玉であるアナスタシアならば魔瘴石による洗脳のオンオフが出来るみたいだわ」


この仕様はアスナに使われた魔堕石も同じであるがアリシア達は確証が持てないため同じ仕様であるという考えは現状ではしない。


「私達には出来ないのかな?」


フィオが自分達がもし洗脳のオンオフが出来るようになればアスナを救えるかもしれないと思い聞く。


「出来る可能性はある、アナスタシアから魔堕石の支配権を奪うか書き換えれればアスナの洗脳をオフにする事も可能かもしれないわ」


もしそれが出来た場合脳と心臓に寄生している魔堕石はアスナを殺さず体内で大人しくしているだろう。


「ただ、権限が奪えるとしたらそれは恐らく邪神のみよ、魔神である私には恐らく無理ね」


魔神と邪神は全く性質の異なる神だ。


魔神は魔族達の神であるが邪神はその名の通り邪悪な神つまり神と相反する存在なのである。


そしてその邪神であるアナスタシアが作った魔人や魔怪人は邪神の使徒という事になる。


「私達の中で誰かが邪神になれれば権限を奪えるかもしれませんね」


アンジーが言った言葉にフィオが前に出て手を上げる。


「なら私が邪神になるわ、お姉ちゃんを助けるためなら邪神でもなんでもなって見せるわ」


フィオは確かな覚悟を秘めた顔を見せアリシアを見た。


「邪神はその名の通り邪悪な神よ、慣ればあなたもアナスタシアのような存在になるかもしれないわ」


「ならないよ、お姉ちゃんを助けるって覚悟が私にはあるから」


フィオは姉を救うためなら邪神の力すら従えて見せると思う。


「分かったわ、邪神になる方法を探して見ましょう」


「うん!」


こうしてフィオ達はアナスタシアから魔堕石の支配権を奪うためにフィオが邪神となるための行動を開始した。





暫くして邪神の伝承などを皆で集めていると転移音がした。


アスナがアイシアと共にやって来たのである。


その服装は胸を極薄の黒革の前垂れだけで隠し腹から下半身を黒革のボンデージで覆い腕は黒革のロンググローブ脚は黒革のブーツと言う破廉恥な格好である。


「何かしてるみたいだね?」


アスナは椅子に勢いよく座り脚を組みつつ言う。


「何をしに来たの?」


アリシアがアスナが来た理由を問う。


「アナスタシア様がのんびりモードで動かなくて暇だから帰って来てあげたの、ここは私の家なんだから帰って来ても何も問題ないよね?」


アスナは胸を隠す前垂れをわざと弄りアリシア達を挑発しつつ言う。


「そうね、悪事を働かないのならだけどね?」


「安心しなよ、今日は寛ぎに来ただけだから、ほら?アンジー?お前はメイドなんだからお茶くらい出したらどう?」


アスナは高圧的な物言いでお茶を出せと言った。


「分かりました」


アンジーは素直にアスナにお茶を出した。


「…マズイ、どうやったらこんなにマズくなるの?リーリエが淹れるお茶の方がよっぽど美味しいよ?」


美味しいお茶なのだがアスナはわざとマズイと言いお茶を床に全て溢した。


アイシアは妻がこうして遊ぶつもりであるのを理解しているため隣に座りその大きな胸に手を這わせつつクスクスと笑っている。


「ホントマズイね、人間ってこんなのを美味しいって言うんだ?」


そしてアイシアも乗ってお茶を床に捨てた。


「マズイお茶を飲ませた罰だよ?掃除しろ」


アスナは溢した場所を指差し掃除をしろと言った。


その表情は非常に邪悪なものだ。


「断ります、お茶を溢したのはお嬢様なのですからお嬢様が掃除なさっては?」


アンジーは今のアスナに引くわけにはいかないと思い負けずに張り合う。


「メイドの癖に良い度胸だね?主人の言うことを聞けないんだ?」


「今のお嬢様は私の主人ではありません」


「フン、言うようになったじゃん」


アスナは機嫌が悪そうに近くの机を蹴り飛ばした。


その動きで前垂れが舞い上がりその下にあるモノが見えた。


「つまんない奴等だよホント、暇潰しのおもちゃにすらならない」


「行こっアスナ、こんな奴等で遊ぶよりベッドでさ?ねっ?」


アイシアは前垂れの下に右手を入れその中にある胸の先端を刺激し左手は下半身に伸ばして刺激しつつ言う。


「あんっ!もぉ…アイシアったらぁ…そうだね…んん…!!こんな奴等よりあなたとベッドで遊んだ方がいいや、あんっ!」


アスナはアイシアの手の動きに身を震わせ甘い声を出しつつ消えて行った。


「お嬢様…益々邪悪になった気がします…」


「恐らく毎日のようにより邪悪になるように調整が行われているのでしょう…アナスタシアが勝つためにね、今のあの子は邪悪であればあるほど強くなるのでしょうから…」


「そんな許せないこと早くやめさせないと」


フィオは姉を救うためにも邪神となるため情報収集に集中する。


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