三十話、SS級ドール3
〔オミレーカ国〕
ボンデージが消し飛ばされたアスナであるが特に隠すこともなく半分吹き飛んだ街の上を飛んでアイシアを探している。
そして見つけると嬉しそうに近付いた。
「待ってた…わぁ!?なんで裸なの!?」
スライム化したドールを目で追っていたアイシアはやって来た自分のお嫁さんの方が大事であるため近付いて来た素っ裸な彼女を抱きしめた。
「敵に身体吹き飛ばされちゃってあなたが作ってくれた服なくなっちゃったの」
「なるほど、なら新しいの作るね?」
「うん、お願い」
アイシアが指を振ると手の上にボンデージ一式が現れた。
アスナは受け取るとボンデージを身に纏う。
「ありがと、やっぱりこの締め付けがないとね」
アスナは様々な所を締め付けられる感覚に脚をモジモジとさせた。
その動きを見てニヤリと笑ったアイシアはアスナの下半身を撫で上げる。
「あんっ…ふふっ、触ってくれるのは嬉しいけど後で、何か面白い事が起きそうだよ?」
「だねぇ?でもぉ何か起こるまでは私のお嫁さんの身体触りたいなぁ?」
アイシアは手の動きを止めずアスナの顔を見る。
「んんっ…もう…いいよ?何か起こるまでだからね?」
「はぁい」
アスナとしてもアイシアに触られるのは嬉しいのだ。
二人は街がよく見える高い建物の上に移動してから二人で楽しみ始めた。
「んっ…」
「んん…」
二人がキスをしていると強い魔力が現れた。
二人は名残惜しそうに唇を離すと魔力が発生した場所を見る。
「終わったみたいだねぇ?遊びに行こ?」
「うん」
二人は立ち上がると手を繋ぎ空を飛んで魔力が発生した場所にやって来た。
そこにアリシア達もやって来る。
「…」
魔力が現れた場所には一人の少女が立っている。
「あなたは何なのかな?」
アスナが少女に話しかけた。
「SSS級ドールと呼ぶべき存在、お前達にはあのままでは勝てないから進化した」
SSS級ドールは冷たく言うと地面を蹴りアスナの目の前に一瞬で移動する。
「ふぅん、少しはマシになったじゃん」
アスナはその攻撃を受け止め回し蹴りを放った。
「効かない」
しかしSSS級はその攻撃に耐えアスナに連続して攻撃を放って来た。
「はぁ!」
アスナへの乱打に割り込むようにアリシアが入りアスナとアリシアが並んで戦う。
アスナが悪に堕ちていたとしても互いに互い戦い方を良く知っている相手であるため二人は的確にSSS級を追い込んで行く。
「せぇやぁ!」
フィオが横からSSS級を蹴り飛ばし追撃としてセシィが魔弾を連続して放った。
「チッ」
SSS級は舌打ちをしつつ砲撃を放つ。
アイシアがその砲撃を弾きアスナはダークギアを取り出した。
「ふふっふふふ、中々にやるね?でもお前程度がどれだけ合体したとしても敵わない敵がいるって事を教えてあげる」
アスナはダークギアを使用して変身した。
その姿は変わらないが禍々しい魔力の出力が上がりアーリアと同等の戦闘能力に達した。
「はぁ…これが私の力だよ、さぁ?地獄を見せてあげる!」
アスナは楽しげな顔を見せたままSSS級に飛びかかり顔に右脚を当てるとそのまま地面に向けて押し付け顔を踏み付けた。
「くっ!」
SSS級は顔を踏み付けられている状態から砲撃を放とうとしたがアスナはその腕を剣で斬り飛ばし一度顔から脚を離してから空に向けて蹴り飛ばした。
「十分遊べたし死んで?」
アスナはブラスターモードに変形させた剣から砲撃を放ちSSS級を跡形もなく消し飛ばした。
「はい、おしまい、どう?アリシアこれが私の全力だよ?止められそう?」
SSS級を倒したアスナはアリシアの方を向き挑発する。
「止められるか止められないかじゃないわ、私達はあなたがどれだけ強くても絶対に止めるそれだけよ」
「フン、つまんないの、いいよ、さっさと帰れば?アイシア?早く帰ろ?」
「うん」
アリシアから視線を外したアスナはアイシアの腕に抱き着くと転移して消えた。
「私達も帰りましょう」
「ええ」
アリシア達もレイアール家に帰還した。




