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二人のアナスタシア
〔ダークローズ本部〕
任務を終えた報告に本部にやって来たアスナはアナスタシアの前で片膝を着いている。
「良くやってくれたわ、アスナ」
少し前なら働きに応じてご褒美をアスナに与えていたアナスタシアだがアイシアが怒るためきっぱりとやめている。
若干アスナを可愛がれないのはアナスタシアとしては思うところはあるが娘のためにも我慢だ。
「アナスタシア様一つ気になっていた事が」
アスナはアナスタシアに気になっていた事があると言う。
「んー?何かしら?」
「リング2にもあなた様と同じ名の者がいました、あなた様はその者と同一のお方なのですか?」
アスナは前々から気になっていたのだ二人のアナスタシアは同一人物なのか?と。
「あぁ見ていたから知っているわ、もう一人の私と言える存在ね、アレが負ける様子を見ていたからこそ私は慎重に動いていると言う面はあるわ」
同じ名前を持ち同じ身体を持つがそれぞれ異なる意識を持って動いている存在であるため二人のアナスタシアは別人である。
「なるほど、お聞かせいただきありがとうございます」
アスナは話してくれた事を忠実に感謝する。
「良いのよ、他の質問もしてくれても構わないから」
「はっ」
アスナはアナスタシアの言葉に頷くと忠実に胸に手を当てながら頭を下げ去って行った。




