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二十八話、SS級ドール

〔ダークローズのアジト〕


アイシャとエレノアがアスナに報告するために目の前で片膝を着いている。


「敵の正体はドールと呼ばれる兵器達のようです、過去のエクシーズとの戦いで逃げ出した者達のようです」


「その者達が生き残り研究を続けて自分達を強化し、更に進化したドールとなりそして我々の侵攻が始まって好機と見て動き始めたようですね」


ドールの数は三体。


生き残り達は自分達を強化し続けて遂に動く時が来たと判断すると活動を開始したのだ。


「なるほどね、そのドール達の居場所は?」


「オミレーカ国です」


「分かった、早速潰しに行こうか、アナスタシア様が次の任務として柱を建てろって言って来ているからね、十分に遊んだでしょう?ですって」


この数日はアスナ達にとっては休日と言える活動であった。


アナスタシアもアスナ達に休みが必要なのは分かっているためアークナイトと遊ばせていたが今日でそれも終わりにしろと言う事のようである。


「アリシア達はどうするー?呼ぶ?」


「呼ばない、せっかく面白そうな敵なのにあいつらに取られたらつまらないでしょ?」


アスナはニヤリと笑う。


「そうだね」


アイシアも微笑み返し二人の魔人は転移して生き残りのドール達と戦闘をするために移動した。




〔オミレーカ国〕


オミレーカにやって来たアスナとアイシアはアイシャとエレノアの案内に従ってドール達の隠れ家に向かう。


「ここ…」


アイシャとエレノアが立ち止まるのと同時に建物から砲撃が飛来した。


強力な力を持つアスナ達が近付いて来るのを敵は感知しており先手を打って来たのだ。


「私達にお誘いがないなんてね?アスナ」


するとアリシアがフィオとセシィを連れて現れた。


「呼んだら私達のお楽しみが減るじゃん、だから呼ばなかったの」


「まぁそう言う事だろうと思っていたわ」


アリシアはため息を吐きつつ建物の方を見るすると三体のドールが建物から出て来た。


「私が戦っていたドール達よりかなり強いわよ、油断しないようにね」


アリシアはドール達の力を見て油断するなとアスナに伝える。


「あんなのに負けるわけないでしょ?お姉ちゃん」


アスナはアリシアの言葉を鼻で笑うと剣を呼び出して構える。


「さぁ?過去の遺物達?私達と遊びましょう?」


「排除対象を確認、活動を継続するためにも排除します」


「戦闘開始」


SS級ドール達は光剣を構えると襲いかかって来た。


アスナ達はアスナとアイシアそしてアリシア達と別れてドール達を迎え撃つ。



「はぁ!」


アリシア達の方に来たのは一体のSSドール。


フィオがその攻撃を受け止めた。


「うふふ、殺して差し上げますわ!」


SSドールは高笑いをしつつ次々と攻撃を繰り出して来る。


フィオはその全てを捌き後ろ手でセシィにサインを出すとセシィの弾丸が全て彼女に命中し確実にダメージを与えた。


「ちぃ!」


SSドールは舌打ちをしつつ砲撃を放つ。


その攻撃で周りの建物が消し飛んだ。


「この!」


アリシアがそれを見て出来るだけ早く斬り伏せようとするがインフィニティシステムを使わない通常状態のアリシア達をSSドールは単体で相手に出来る力を持っているようだ。


「あはは!弱い!弱いですわ!」


強化SSドールは楽しげにアリシア達を押し込んで行く。


「インフィニティシステムを使うわよ!」


「はい!」


三人はインフィニティシステムを使用し出力差を覆すと一気に返した。


「!!」


SSドールは焦った顔を見せるが何かする前にフィオが一気に迫り斬り伏せた。


「ふぅ…」


フィオは勝てたとホッと胸に手を当てた。


「姉様!」


ホッとしているとSSドールはスライムのような姿になりかなり速いスピードで移動して行った。


「何かするつもりね!」


三人はスライムとなったSSドールを追う。

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