二十二話
〔ダークローズ本部〕
アスナが疲れて部屋で眠っている頃アイシアは一人でアナスタシアの元に来ていた。
「あら?何かしら?」
アナスタシアはアイシアを出迎える。
「お父様?今日以降、アスナをご褒美以外で抱くのをやめて貰いたいの」
邪神としてご褒美の際に抱くと言う考えは理解出来るためそれに対しては何も言わないが。
それ以外の時に自分の妻を他の者に抱かれるのは父であろうと気に食わないだからアイシアは父に釘を刺しに来たのである。
「あらあら?私に対して言うようになったじゃない」
アナスタシアは一緒に話を聞いているアーリアに肩を回しつつニヤリと笑う。
「あの子があなたの妻であるのは理解しているわ?でも私がダークローズの王でありあの子は私の所有物、あなたの妻であろうといつ抱こうが私の勝手でしょう?」
「それでもだよ、あの子は私のアスナなの、いつでも抱けるのは私だけ、これだけはもう絶対に譲らないよ」
アイシアは威圧して来る父に立ち向かう。
「うふふ、言うようになったじゃない、自分の女を出来る限り独り占めにしようとするその態度、実に邪神らしいわ」
「…」
アナスタシアの圧が高まって行く。
アイシアは冷や汗を掻きつつも父から目を離さない。
「ふぅ、良いわ、分かった、これからはもうご褒美の時以外はあの子を抱かない」
アナスタシアは自分に対して立ち向かい続けた娘の勇気を認めた。
「ありがと、お父様」
アイシアは父に対して微笑み掛けると転移して去って行った。
「ふふっ、成長しているわね」
今のやり取りを見ていたアーリアは夫の腕に胸を当てる。
「そうね、私に対してあそこまで立ち向かって見せたのは良い傾向だわ」
アナスタシアは娘の成長に対して満足気な顔を見せるとアーリアに覆い被さる。
「アスナを抱けなくなっちゃったしあなた、忙しくなっちゃうわよ?」
「うふふ、それは望むところかしら?」
「あらあら」
〔ダークローズのアジト〕
アジトに戻るとアスナが身を起こして待ってくれていた。
「お帰りなさい、どこに行ってたの?」
アスナはアイシアに本気の本気で抱かれた事で更に惚れており甘えた様子でアイシアに抱き着く。
アイシアはそんな可愛い妻を嬉しそうに抱きしめた。
「お父様に喧嘩売って来た、ご褒美の時以外あなたを抱くなってね」
「まぁ…」
アスナはアイシアが独占欲を出したのだと聞き嬉しそうな顔を見せる。
「お父様にも言ったけどあなたは私の女ですもの、お父様と言えど何度も何度も抱かれるのは気に食わない」
「うふふ、そうだね、私はあなたの物だよね」
アスナは嬉しくて嬉しくて仕方がないと言った様子でアイシアの顔に自分の顔を近付けるとアイシアと熱いキスを交わした。
「あなたのために私もこの前みたいなことはもうしないからね?」
「うん」
「それじゃ寝ましょう?おっぱい触る?」
アスナはコロンと寝転がりアイシアが大好きな自分の胸を揉みながら寝るか?と聞く。
「触る」
アイシアはまずはアスナの胸に顔を埋めてその柔らかさを堪能しながら甘え顔を離すと両手を使って眠くなるまで揉み続けた。
翌日目を覚ますとアイシアはアスナの胸に顔を埋めて寝ていた。
アスナはそんな夫の姿を見て目を細めると頬にキスをする。
「んっ…おはよ、アスナ」
目覚めたアイシアは朝のキスを交わし身を起こして身体を伸ばした。
「おはよ」
アスナも朝の挨拶を返しアイシアがボンデージを作るのを見守る。
「今日は私が着させてあげるね?」
「あらー?私の身体、朝からあちこち触りたいだけじゃなーい?」
「そうだよ?じゃないと服を着させるなんて言わないよ?」
「うふふ、良いよ、沢山触ってね?だって私の身体はあなたの物なんだから」
「うん」
アイシアは作り出したボンデージを手に取るとアスナの身体を隅々まで触りつつ着させて行くのであった。
そして夫にボンデージを着させて貰ったアスナは夫の腕に抱き着きつつ部屋を後にするのであった。




