↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
924/1010

十九話、魔怪人VSネオインフィニティシステム2

〔ダークローズのアジト〕


本気になったアスナがアリシアに迫る。


「くっ!」


アリシアは突き出された剣を逸らすがそれは逸らす動きをさせるのが狙い。


アスナはアリシアの横っ腹に蹴りを叩き込む。


「うっ!」


アリシアは血を吐きつつもアスナに向けて反撃を放ち顔を蹴り上げ続けて顔を横から蹴り飛ばした。


「…」


アスナはアリシアをよく知っているからこそよく分かる。


本気で自分を倒そうとしていると。


「ふふっ、今与えたダメージももう回復した、あはっ本当にこの身体って最高だよ」


そうアスナのダメージはもう回復している。


アリシアはその言葉を聞いてやはりこれまで戦った敵の中で目の前の孫娘が最強だと思う。


「うふふ、アナスタシア様から頂いたこの身体がある時点でお前達には勝ち目なんてない、私一人だけでも壊滅させる事なんて簡単なの、あはっ、それを理解して私のおもちゃになってよね?」


「本当に厄介だわ!」


アリシアは勝つ方法は大ダメージを与えて意識を奪うしかないだろうと思う。


ならばやる事は一つだけだ。


「あはは!ほらっ!ほらぁ!もっと私を楽しませてよ!」


アスナは邪悪な笑みを浮かべつつ徐々にアリシアにダメージを蓄えさせて行く。


アリシアは耐えながら機を狙う。


大ダメージを与えれる瞬間を探っているのだ。


「なぁにしてんのぉ?そんなんじゃつまらなさすぎるんだけどぉ?」


アスナは一気にアリシアの懐に潜り込むと魔法弾を叩き込んだ。


「くぅぅ!」


アリシアは吹き飛ばされながらも魔力弾を放つ。


アスナは全て避けアリシアに接近すると剣を突き出した。


「!」


(ここだ!)


アスナは突き出された剣を逸らしつつアスナの懐にブラスターモードの砲口をアスナの腹に当てた。


「しまっ!」


力量差を考えても遊びながら勝てるその考えが油断に繋がったアスナは負けると焦るがアリシアは容赦なくトリガーを引きインフィニティブラスターを命中させた。





「へぇ…」


インフィニティブラスターの放射が終わるとアスナが気絶し倒れていた。


この瞬間にも受けたダメージの修復が瞬時に完了し完治した。


「くっアスナ!」


アリシアはアスナを連れて転移しエクシーズでとりあえずは封印措置を施そうとするがアイシアが割って入った。


「私のお嫁さんを連れて行かせたりはしないよぉ?」


「くっ…」


受けているダメージ量からアイシアと戦うのは部が悪いそう思ったアリシアはあと一歩の所だったのに…と思いながら逃げて行った。


「ちぇっ、私とも遊んで欲しかったのになぁ…」


アイシアが口を尖らせると転移音がした。


音がした方向をアイシアが見るとアナスタシアが立っていた。


「負けたのね」


「うん、流石は英雄様だよ」


「そうね、さて、その子を連れて行くわよ」


アナスタシアは魔法でアスナを浮かばせた。


「何をするの?」


「そんなの決まっているわ、お仕置き、負けた子にはあなたも含めて毎回やっている事よ」


「そうだね…」


アナスタシアの決定にはアイシアでも逆らえない。


だからこそアイシアはアスナがこれから受ける仕打ちを知っていても止める事は出来なかった。





〔ダークローズ本部〕


「うっ…」


アスナが目覚めると服を脱がされ手首を鎖に繋がれ宙吊りにされていた。


「ここは…」


「うふふ、お仕置き部屋よ、あなたも存在は知っているでしょう?」


「あっアナスタシア様…」


アスナはアナスタシアの言葉を聞き自分が何故このような状況になっているのか理解する。


アリシアに負けたからである。


「も、申し訳ございません!次は必ずや!勝利を!」


「うふふ、負けたって事実がある時点でだぁめ、さぁ始めるわよ」


アナスタシアはニヤリと笑いながらアスナに向けて雷撃を放つ。


「うぁぁ!?」


アスナはその身を焼き尽くすかのような雷撃を受けて悲鳴を上げ始めた。





「お父様….余り長い時間痛め付けるのは…」


アイシアは自分の妻が痛め付けられるのは見ていられない為こう言う。


「ねぇアイシア、あの子は確かに最高峰のダークローズの戦士の一人だわ?でも足りない物があるの」


「それは…?」


「深い深い憎しみよ」


「憎しみ…」


「そう、邪悪な戦士としてそれは必要不可欠なモノ、それを今受け付けるわ、つまりこれはあの子が更に強くなるための調整なの、あの子単純に強くて機会がなかったんだけどようやく出来るわ」


アナスタシアはアスナを痛め付ける事で痛め付けられる原因となったアリシアを憎ませアスナの心を更に邪悪に染めるつもりなのだ。


「アイシア、あの子を愛するあなたの気持ちは分かるけど、我々がこの世を全て手に入れる為にも必要な事よ、だからあなたも耐えなさい」


「…分かった」


アイシアは俯き引いた。


その理由はアスナの事は大切だがダークローズの計画を達成する為にアスナが更なる邪悪な心を得る事は必要な事であると理解出来るためである。


「ごめんなさい…アスナ…」


アイシアは悲鳴を上げるアスナを胸に手を当てて見守る。




「うう…いやぁ!!!」


アスナは激痛の中で考えていた。


何故自分がこの様な目に遭っているのかと。


(私が負けたから…そして…その負けた理由は…)


アスナは痛みを感じつつも激しい怒りと憎しみにその心を染める。


「アリシアだ…あいつのせいで…私は!!!!!!」


アナスタシアの思惑通りアスナはアリシアへの強い憎しみを抱き更にその心を邪悪に染めて行く。


アナスタシアはその様子を見て邪悪な笑みを見せる。


元々完璧と言える出来であるアスナの完成度が更に上がったのだアナスタシアとしてはとても喜ばしい事である。





アナスタシアの拷問が終了した。


アスナは地面に手を着き荒い息を吐いている。


「アスナ!」


アイシアはアスナを抱き寄せた。


「大丈夫?」


「うん、大丈夫だよ」


アスナは心配してくれるアイシアに向けて微笑みかけた。


「うふふ、アスナ?アリシアについてどう思う?」


「必ずや、私の手で抹殺します」


アリシアに対しての深い憎しみを抱く様になったアスナは迷わず抹殺すると言った。


その瞳は更に深い闇を抱くようになっている。


「ただ前も言ったように簡単に殺してはダメよ?たっぷりと遊んで壊してから殺しなさい」


「うふふ、もちろんです、この世とは思えない程の痛みを与えてから八つ裂きにして殺してやる…」


アスナは深い憎しみに染まり切った表情を見せながら言った。


アナスタシアはアスナの調整が上手く行ったのを見て邪悪な笑みを見せる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。