十四話、結婚式
〔ダークローズ本部〕
アナスタシアが日中過ごす玉座にてアスナとアイシアの結婚式は行われる。
アスナは控え室にて魔人達の手でウェディングドレスを着させて貰っていた。
そのウェディングドレスは漆黒かつ露出度の高いものだ。
アイシアが作り出した物であり邪神の妻となる者が着るドレスとしてはこれ以上ないくらいに相応しい物であろう。
「とても綺麗よ、アスナ」
アスナのドレス姿を見に来た同じくドレス姿のアイシアは優しく笑う。
この美しい少女と今日結婚するのだと思うととても嬉しい。
「さぁ行きましょう、式が始まるわ」
アイシアが手を差し出した。
「うん」
アスナは嬉しそうに彼女の手を取り玉座に向かう。
玉座にやって来るとリング2側にいる幹部達とアスナやアイシアの下位となる大幹部達。
そしてアナスタシアとアーリアが待っていた。
魔人達や邪神は結婚をするアスナとアイシアを拍手をして出迎えた。
「こちらへ」
アーリアが自分とアナスタシアの前に来るように言う。
二人は彼女の前に行き立ち止まる。
「とても綺麗よ、二人とも、結婚の祝いとして指輪を私から授けましょう」
アナスタシアは闇から二つの指輪を作り出した。
「それでは式を始めるわ、アイシア?永遠に彼女アスナを愛すると誓えるかしら?」
「はい」
アイシアは迷わず永遠にアスナを愛すると誓った。
「アスナ?夫となるアイシアを永遠に支え愛すると誓えるかしら」
「誓います」
アスナも迷わず誓いの言葉を言った。
「よろしい、それでは指輪の交換を」
「「はい」」
邪神と魔怪人はアナスタシアから指輪を受け取ると向かい合い互いの指に結婚指輪を嵌める。
「最後に誓いのキスを」
「ええ、改めてよろしくね?アスナ」
「うん、旦那様」
二人は近付き抱き合うと結婚の誓いを立てるキスを行った。
アナスタシアの跡を継ぐ事になる邪神とその世継ぎを産む事になるアスナの結婚を祝って幹部と大幹部達は盛大な拍手を行うのであった。
結婚の祝いのパーティーが始まった。
アスナとアイシアは幹部達と話して回りそれが終わるとアナスタシアとアーリアの元に戻って来た。
「アスナ、アイシア、明日からあなた達には次の任務に当たって貰うわ」
「はっ」
「良いよ」
結婚した二人は迷わず次の任務に向かう事を受け入れた。
「私の部下達の任務を手伝って貰うわ、構わないわね?」
「はい」
アスナはアーリアの部下達。
元パーティメンバー達の仕事を手伝う事を夫と共に受け入れた。
「それと愚かなエクシーズが何やら動いているわ、インフィニティシステムと言うシステムを再構築しているみたいよ」
「聞いた事があります、アリシアは前回世界を支配しようとしていた者をそれを使って倒したとか」
アスナは記憶を頼りに話す。
「ええ、それを使ったアリシアの力はあなた達二人に近いものになるでしょう」
アナスタシアは前回の戦いの際にインフィニティシステムを使うアリシアの戦いの様子を見ていた。
だからこそ今のアスナとアイシアの実力を踏まえて近い実力になると言える。
「ふふっ、敵は強い方が楽しめますから、戦う日が来るのが楽しみです」
アスナは次の仕事を考えるとインフィニティシステムを使うアリシアと戦うのはまだ先だと分かっている。
だからこそこう言った。
「お父様?インフィニティシステムの破壊は出来ないのかな?」
「無理ねぇ…私でもあの亜空間には入れないわ」
アナスタシアは厄介なことにね?と付け加えた。
「それじゃあ仕方ないかぁ、まぁ私も敵が強い方が楽しいし、良い遊び相手になる事を期待するよ」
「そうね、それとあなた達が相手をするのに飽きたら殺してしまって構わないわ」
アナスタシアはアリシアをいつ殺すのかは自由だと二人に伝える。
「ふふっ分かりました、散々ゴミみたいに痛め付けた後に殺してあげます」
「そうだね」
夫婦はアリシアをおもちゃのように扱い飽きたら殺す瞬間を想像して邪悪に笑い合った。
「それじゃパーティーを楽しみましょう」
「はい」
「うん」
アスナとアイシアは手を繋いでアナスタシアから離れるとパーティーを楽しみ始める。




