二話
〔エルンラーゼン、アイルメタリア〕
アスナ達ダークローズリング1侵攻部隊が選んだ最初の侵攻先となる世界はエルンラーゼンと名付けられた世界だ。
アスナ達はアイルメタリアと言う国に現れるとエミーが下調べしておいた魔人を量産するのに丁度良い場所に向かう。
「ここか」
アスナ達の標的となるのは魔導女子学園だ。
魔人は女性しか慣れずしかも魔導学園と言う時点である程度素の実力はあり数も確保出来る。
正に侵攻の足掛かりにする為の絶好の場所なのである。
「さぁ?始めようか」
最近魔人を増やす作業をしていることが多いなとアスナは思いつつもアナスタシアに与えられた任務の準備段階なのだから仕方ないと思い直し学園の敷地内に入るのと同時に結界を張る。
エクシーズの邪魔が入らないようにする為だ。
「うふふ、はぁい」
「同胞が大量に増える…楽しみだな」
魔人達は同胞を大量に増やせる事に対しても喜びを感じつつ学園の中を進み建物の中に入ると効率良く魔人を作るため散り散りになった。
「魔導学園のみなさーん?こんにちは〜」
アスナはわざとおちゃらけた口調で教室に入る。
いきなりボンデージ女が現れたのを見て女生徒達は困惑した。
「ふふっ混乱するのも仕方ないね、私はアスナ、ダークローズの魔怪人だよ」
「「!!」」
ダークローズの名を聞いた途端生徒達の顔色が変わる。
各世界にエクシーズが警告をしておりダークローズの名は広く知れ渡っている。
そして彼女達が魔人を人間から作ると言うことも。
女生徒達は急に現れた女が何をしに来たのか理解して焦り始めたのだ。
逃げようとする生徒もいるがアスナが放つ魔力に気圧されて全く動けない。
「うふふ、今日はリング1のダークローズの首領である私が直々に授業をしてあげる、授業内容はもちろん、魔人化についてだよ」
アスナはニヤリと笑うと指を鳴らし近くにいる生徒を引き寄せた。
「い、いやぁ!」
女生徒は泣き叫ぶがアスナはその声を楽しげに聴くだけだ。
「それじゃ始めるよ〜まずみんなに見せたいのははい!魔瘴石!これで人間は簡単に魔人になっちゃうんだぁ〜」
アスナは魔瘴石を掲げて皆に見せる。
「アナスタシアがお作りになられた素晴らしい改造兼洗脳装置なの、私は更に進化した魔堕石で魔怪人になったんだけどね」
アスナは魔堕先内部での洗脳と改造を思い出し頬を赤く染めながら身を震わせた。
「さてと…早速だけど魔人化始めちゃいまーす」
アスナは女生徒に魔瘴石を近付ける。
いつも通り魔瘴石は簡単に女生徒の中に入って行き少女を作り変え始めた。
アスナは生まれ変わる女生徒を見てニヤリと笑う。
「あぁ…ありがとうございます、アスナ様…」
あっという間に魔人の姿になった女生徒は作り変えてくれたアスナに感謝する。
「おめでとう、今日があなたの新しい誕生日だよ、その体を使ってアナスタシア様のためにしっかりと働いてね?」
「もちろんです…」
「ふふっ、それじゃ最初の任務だ、はい、魔瘴石、あなたのクラスメイトを全員魔人に変えなさい」
「はっ!」
女生徒は歓喜しながら次々と魔人を作って行く。
あっという間に数を増やす魔人これこそアナスタシアが作り出したこの洗脳兼改造装置の恐ろしい点である。
兵力が増えて行くスピードが早すぎるのである。
「終わりました、アスナ様」
あっという間に全員が魔人となる。
「ご苦労様、さてとみんな?これからやる事は分かるね?」
「「この学園にいる全ての生徒を魔人とする事です」」
シスターの時と同じく完璧に声を揃えて少女達は言った。
「うんうん優秀だ、はーい、私から魔瘴石を受け取って早速始めようねー」
「「はい!」」
少女達はアスナから魔瘴石を受け取ると魔人を増やし始めた。
後は待つだけなアスナは教壇に腰掛けた楽しげな様子で髪を弄り時折聴こえてくる悲鳴を心地の良い音楽として聴くのであった。
「アスナ、ここにいたんだね」
「アイシアも終わったの?」
「ええ、後は終わるまで待つだけ」
アイシアも生徒達に魔瘴石がなくなれば自分の元に取りに来るように言ってある。
そのため待つだけなのだ。
「そっか、なら終わるまで遊んでようか」
「そうだね」
アイシアはアスナを抱き寄せると唇を奪う。
次々と魔人が増えて行く中二人はキスを楽しみながら時間を潰すのであった。
「アスナ様、アイシア様、生徒の全魔人化が完了しました」
二人が互いの身体を触り合いつつ濃厚なキスを楽しんでいると一人の魔人が報告をしに来た。
「んっ、お疲れ様、それじゃみんなに指令を伝えてもらえる?あなた達全員で魔人を増やして行きなさい、分かった?」
まずは家族続いて知り合いその特性から爆発的なスピードで魔人は数を増やしこの世界の上層部の者達が異変に気付く数日後にはもうどうしようもない状態になっているだろう。
「分かりました」
少女は皆にアスナからの指令を伝えるために部屋から出て行った。
「ふふっ続きしよ?」
「うん」
彼女を見送ったアスナとアイシアは互いに満足するまでキスを楽しむのであった。




